「権輿」の意味と読み方とは?ヒントは「始まり」

権輿って、なんと読むのかな??

「権輿」はね、「けんよ」と読むんだよ。
権輿の意味
1 《「権」は秤
のおもり、「輿」は車の底の部分の意で、どちらも最初に作る部分であるところから》物事の始まり。事の起こり。発端。
2 《「けねん(懸念)」の音変化「けんにょ」を「けんよ」の連声
と誤解してできた語》気がかり。心配。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
権輿はここに注意
「輿」は準1級の漢字なので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
「輿」の読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「権輿」の意味は、物事の始まりのことなんだね。

権って、何の権利なのかと思ったけど・・・。

おもりの意味から来ているみたいだね。
「権輿」の「権」は他に「ごん・権い・おもり・かり・権る」とも読みます。意味は、
- おもり。
- はかり。
- はかる。
- もくろみ。
- 勢力。「政権」など
- かりそめ。
となっています。あまり使わないと思いますが、おもりなどの意味もあるんですね。
「輿」は他に「輿い・くるま・こし・輿せる」とも読みます。意味は、
- 大勢。「輿論」など
- くるま。
- 人やものをのせる。
- 万物をのせる台。転じて、大地。「輿地」など
- 物事のはじまり。
- 召し使い。
となっています。「車」が使われている点に、注意しておきましょう。
どちらも最初に作成する部分であることから、物事の始まりをイメージして「権輿」と覚えておきましょう!🧐
「権」の部首は「木」で、木の種類や状態、木を使って作った物などに関する字に主に使われますね。
旧字は「權」となっており、右側の「雚」はコウノトリ、がんらん、ががいもの意味があります。
木を切り倒す力から権力を、「雚」のコウノトリから重みを意味して「権」が成り立ったという話がありますよ。🧐
「輿」の部首の「車」は、車の種類や名称、状態などに関する字に主に使われますね。
「車」の左右にあるものは、左右の手の指を組み合わせたり物を両手で捧げ持つ意味があるそうです。
ただ、今回は元の漢字よりも間の線が1本ずつ増えているので注意が必要ですよ。
2人が両手で物を持ち上げる象形から、2人以上で担ぐ輿を意味して「輿」が成り立ったと言われています。🧐

どの順番で作られるか、イメージしておこう!

この言葉、どう使う?
- その小さな発見こそが、後の大研究の権輿となった。
- この会議は、新しい事業計画の権輿となるだろう。
- 村人たちのささやかな抵抗が、やがて大きな革命の権輿となった。
「権輿」の類語
物事の始まり、という意味の言葉が似ていますね。

車って、底の部分から作るの?

その辺り、詳しくは分からないけど、土台から作った方が良いってことなんじゃないかな。
まとめ
「権輿」は、物事の始まりのことなんですね。
どちらも最初に作成する部分であることから、物事の始まりをイメージして覚えておきましょう!🧐
「権」の部首は「木」で、木の種類や状態などに関する字に主に使われますね。
旧字は「權」で、右側の「雚」はコウノトリ、がんらん、ががいもの意味を持ちます。
木を切り倒す力から権力、「雚」のコウノトリから重みを意味して成り立ったという話がありますよ。🧐
「輿」の部首の「車」は、車の種類や状態などに関する字に主に使われますね。
「車」の左右にあるものは、左右の手の指を組み合わせたり物を両手で捧げ持つ意味を持つとのこと。
ただ、今回は元の漢字よりも間の線が1本ずつ増えています。
2人が両手で物を持ち上げる象形から、2人以上で担ぐ輿を意味して成り立ったと言われていますよ。🧐












