「剽窃」の意味と読み方とは?ヒントは「自分の物に」
剽窃って、なんと読むのかな??
「剽窃」はね、「ひょうせつ」と読むんだよ。
剽窃の意味
[名](スル)他人の作品や論文を盗んで、自分のものとして発表すること。「他人の論文を—する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
剽窃はここに注意
「剽」は1級となっているため、読み書きに注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「剽窃」の意味は、他人の作品を盗み、自分のものとして世に出すことなんだね。
そんなことをしてまで、チヤホヤされたいのかな・・・。
他人の物を盗むような人だから、性格は悪いのかも。
「剽窃」の「剽」は他に「剽かす・剽い」とも読みます。意味は、
- おびやかす。おどす。「剽盗」など
- かすめとる。「剽窃」
- かるい。すばやい。「剽悍」など
となっています。他に、「剽軽」というおどけた感じのする意味でも使われているようです。
「窃」は他に「窃む・窃かに」とも読みます。意味は、
- ぬすむ。こっそり取る。「剽窃」など
- ひそかに。「窃視」など
となっています。確かに、他人の物を盗んでしまおうとする人は、ひっそりと近づいてくることが多いですよね。
「剽」にある「票」には札などの意味もあるので、大事なことが書かれている物をこっそり盗んでしまい、それを自分が書いた物かのように発表してしまうイメージで「剽窃」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「剽」は部首である「りっとう」に、「票」となっています。
「りっとう」は、刃物などをあらわす字に主に使われますね。
「票」は、切手や札の他に、火の粉が飛ぶ意味や揺れ動く意味を持つそうです。
大事な札を、刃物を使い盗み取ってしまうイメージで「剽」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「窃」は部首である「穴」と、「切」になっています。
「穴」は穴の状態や、穴をあけることなどに関する字に主に使われるとのこと。
「切」は切ることの他に、近づいたりぴったり合うという意味も持っていますね。
旧字は「竊」で、この漢字の右下には虫を意味する漢字が配置されています。
そこで、穴の中にある家の中で知らぬ間に虫が食い荒らしている、こっそり盗んでいるとして「窃」が成り立ったそうです。
今は「切」なので、穴に隠れるようにしてひっそりと近づき、切り取って盗んでいくイメージもできそうですね。✂️
盗んで自分のものとしてしまうなんて、最低だよね。
この言葉、どう使う?
- 彼はみんなの前で、堂々と剽窃を認めた。
- 剽窃作品である可能性が高い。
- あなたも作家なら、剽窃がどれほど重いことか理解できるだろう。
「剽窃」の類語
他人の作品を、自分の物としてしまうという意味の言葉が似ていますね。
- 盗作・・・他人の作品を、そのまま自分の物として使うこと。
- 盗用・・・他人の物を、勝手に使用すること。
「剽窃」の対義語
「剽窃」は他人の物を盗み、自分の作品としてしまうことなのに対して、こちらは独自の発想で創り出すことになります。
- 独創・・・模倣せず、独自の発想で創り出すこと。
同じ読み方の熟語👀
- 氷雪・・・氷と雪のこと。
- 評説・・・世間の評判。評論。
「剽」だけで見ると、作品を盗んで~とかはちょっと分かりにくいけど・・・。
中にある「票」を見ると、何を盗んだから、この盗んだ物で何をしているのか、少し分かりやすくなるね。
まとめ
「剽窃」は他人の作品を盗み、自分のものとして世に出すことなんですね。
「剽」にある「票」には札などの意味もあるため、大事なことが書かれている物をこっそり盗み、それを自分が書いた物として発表してしまうイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「剽」は部首の「りっとう」に、「票」です。
「りっとう」は、刃物などをあらわす字に多く使われますね。
「票」は、切手や札などの意味も持ちます。
大事な札を、刃物を使い盗み取ってしまうイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「窃」は部首の「穴」と、「切」です。
「穴」は穴の状態、穴をあけることなどに関する字に使われます。
「切」は切る他に、近づいたりぴったり合うという意味もありますよね。
旧字は「竊」となっていて、右下には虫を意味する漢字があるんです。
そこから、穴の中の家で家主の知らないうちに虫が食い荒らしている、こっそり盗んでいるとして成り立ったそうですよ。
今は「切」なので、穴に隠れてこそこそ近づき、切り取って盗んでいくイメージもできそうです。✂️