「勘当」の意味と読み方とは?ヒントは「叱る」

勘当って、なんと読むのかな??

「勘当」はね、「かんどう」と読むんだよ。
勘当の意味
[名](スル)
1 親が子との縁を切ること。江戸時代には奉行所に届け出が必要であった。また、主従関係・師弟関係を断つことにもいった。「放蕩息子を—する」
2 《法に合わせ勘 (かんが) えて罪に当てる意から》責めてしかること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
勘当はここに注意
「当」の読み間違いに注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
書くことは難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「勘当」の意味は、子供などとの縁を切ることなんだね。

聞いたことはあるけど、漢字だとこう書くんだっけ。

「当」の読み方には注意したいね!
「勘当」の「勘」は他に「勘える」とも読みます。意味は、
- 考える。つき合わせて調べる。「勘校」など
- 罪を調べただす。「勘当」など
- 直感。第六感。「山勘」など
となっています。直感以外にも、意味を持っていることが分かりました。🔦
「当」は他に「とう・当てる・当に」と読みます。意味は、
- 仕事などにあたる。「担当」など
- あてる。割り当てる。「充当」など
- 道理にかなう。「正当」など
- 今の。「当座」など
- まさに・・・べし。
となっています。担当などの、何かに割り当てるような意味を持ちますよね。
法に照らし合わせて罪に当てたところ、正す必要があったので縁を切るようにしたイメージで「勘当」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「勘」は部首である「力」に、「甚」となっています。
部首の「力」は、力があることや力を使った動作などに関する字に主に使われますね。
「甚」は度を超えている他に、何・どれ、といった意味も持っています。
実際の成り立ちはまた別のようですが、超力強い腕で2つの物をはさみこみ、それらを比べてみるイメージで「勘」を覚えてみてはいかがでしょうか?🦾
「当」の旧字は「當」で、田畑に実りを願って事にあたることから成り立ったという話がありますよ。🙏

さすがに、我慢できなくなったのかな。

この言葉、どう使う?
- 父から勘当を受けて、生活は一変した。
- そんなことで、勘当が許されるわけがない。
- 両親に勘当されても、まだ行くあてはある。
「勘当」の類語
縁を切る、という意味の言葉が似ていますね。
- 離縁・・・夫婦などの関係を絶つこと。
- 絶縁・・・関係を絶つこと。導体の間に絶縁体を入れて、電気や熱の伝導を絶つこと。
- 義絶・・・親子などの肉親との関係を絶つこと。
同じ読み方の熟語👀
- 官道・・・国費で設備、監理する道路のこと。
- 貫道・・・道を貫くこと。
- 間道・・・主な道から外れた道のこと。
- 感動・・・ある物事に深い感銘を受けて、強く心を動かされること。
「勘当」の熟語・ことわざ・慣用句
- 勘当切る・・勘当して縁を切ること。
- 勘当帳・・・江戸時代、勘当の届け出を町年寄・奉行所などが公的に認めて記録した帳簿のこと。

そんなに悪いことをしたのかな。

少なくとも、親とかとは考えが違うんだろうね。
まとめ
「勘当」は、子供などとの縁を切ることなんですね。
法に照らし合わせて罪に当てたところ、正す必要があったので縁を切るようにしたイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「勘」は部首の「力」に、「甚」です。
部首の「力」は、力があることなどに関する字に主に使われますね。
「甚」は、度を超えているなどの意味も持っています。
実際の成り立ちは少し違うようですが、とても力強い腕で2つの物をはさみこみ、それらを比べてみるイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?🦾
「当」の旧字は「當」で、田畑に実りを願い事にあたることから成り立ったという話があります。🙏