「解纜」の意味と読み方とは?ヒントは「船」

解纜って、なんと読むのかな??

「解纜」はね、「かいらん」と読むんだよ。
解纜の意味
[名](スル)《纜 (ともづな) を解く意》船が航海に出ること。ふなで。出帆。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
解纜はここに注意
「纜」は1級の漢字なので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
「纜」の読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「解纜」の意味は、船が航海に出ることなんだね。

船はどこにあるのかな?

何を解いているのかを知れば、分かるかも知れないよ。
「解纜」の「解」は他に「げ・解く・解く・解れる・解れる・解る・解る」とも読みますよね。意味は、
- ばらばらにする。「雪解」など
- ときはなつ。「解除」など
- とく。「解明」など
となっています。ばらばらにする、ほどく、解き明かす、というような意味がありますよね。
「纜」は他に「ともづな」とも読みます。意味は、
- 船を繋ぎとめておく綱。「解纜」
となっています。船が動かないようにしているんですね。
船を繋ぎとめている綱を解き、船を解き放っていることから船出をイメージして「解纜」と覚えておきましょう!🚤
「解」は部首である「角」と「刀」、そして「牛」の組み合わせになっていますね。
このパーツを見ると、ばらばらにするという意味の「解」も覚えやすいのではないでしょうか。
「纜」は部首である「糸」に、「覽」となっています。
部首の「糸」は、糸の種類や形状などに関する字に主に使われますね。
「覽」はよく見る、広く見渡すという意味があり、「覧」の旧字になっているみたいです。
「覧」の右に、横にたおした「目」を追加しておきましょう!👁️
この「目」を海に浮かぶ船に見立てて、どこかに行かないように、糸のようなもので繋ぎとめてよく見ていてくれるイメージで「纜」を覚えてはいかがでしょうか?🧐

「ともづな」は、船尾にあり船を陸に繋ぎとめる綱のことなんだね。

この言葉、どう使う?
- 予定よりも遅れて解纜することになってしまった。
- 解纜を知らせる音が聞こえる。
- 今朝、船は解纜したようだった。
「解纜」の類語
船が出る、という意味の言葉が似ていますね。
- 出帆・・・船が港を出ること。
- 抜錨・・・錨を上げて出帆すること。
- 出港・・・船が港を出ること。
「解纜」の対義語
「解纜」は船が出発することなのに対して、こちらは船が港に入ることになります。
- 入港・・・船が港に入ること。
同じ読み方の熟語👀
- 回覧・・・文書などを回して読むこと。いろいろ見て回ること。
- 乖乱・・・秩序がみだれること。
- 廻瀾・・・はげしい勢いで荒れ狂う大波のこと。
- 潰爛・・・やぶれてただれること。
- 壊乱・・・乱れること。組織がくずれてしまうこと。
- 芥藍・・・野菜。キャベツの仲間。
- 開灤・・・中国の炭田。

「覽」の中に、船が入っているイメージか・・・。

ぱっと見た感じ、船が関係しているようには見えないからね。
まとめ
「解纜」は、船が航海に出ることなんですね。
船を繋ぎとめている綱を解き、船を解き放っていることから船出をイメージして覚えておきましょう!🚤
「解」は部首の「角」と「刀」、「牛」で作られています。
それぞれを見ると、ばらばらにするという意味が分かりやすくはありませんか?
「纜」は部首の「糸」に、「覽」です。
部首の「糸」は、糸の種類などに関する字に主に使われますね。
「覽」はよく見る、広く見渡すという意味を持ち、「覧」の旧字になっています。
「覧」の右に、横にたおした「目」を追加しましょう!👁️
この「目」を海に浮かぶ船に見立てて、どこかに行かないように、糸のようなもので繋ぎとめてよく見ていてくれるイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐