「畢竟」の意味と読み方とは?ヒントは「終わる」

畢竟って、なんと読むのかな??

「畢竟」はね、「ひっきょう」と読むんだよ。
畢竟の意味
[名]《〈梵〉atyantaの訳。「畢」も「竟」も終わる意》仏語。究極、至極、最終などの意。
[副]さまざまな経過を経ても最終的な結論としては。つまるところ。結局。「―人は死を免れえない」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
畢竟はここに注意
1級と準1級の漢字が使われているため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「畢竟」の意味は、最終や結局ということなんだね。

どちらの漢字も、終わりを意味しているそうだけど・・・。

そうみたい、下で見てみよう!
「畢竟」の「畢」は他に「ひつ・畢わる・畢く」と読みます。意味は、
- 終わる。「畢竟」など
- 完全に。全て。
- 柄のついたあみ。
- あめふりぼし。
となっています。終わるという意味もあるんですね。
「竟」は他に「けい・竟わる・竟める・さかい・竟に・竟きる・竟る」とも読みます。意味は、
- 終える。尽きる。「畢竟」など
- きわまる。
- わたる。端に届く。
- つまるところ。
となっています。こちらも、終わるという意味がありますね。
物事の終わりをイメージして「畢竟」と覚えておきましょう。🧐
「畢」の部首は「田」で、田畑や耕作に関する字に主に使われますね。
どうやら、「田」の下部分が網の象形のようで、そこから網を意味して「畢」が成り立ったという話がありますよ。🧐
「竟」は部首である「立」に、「日」と「儿」になっています。
部首の「立」は、立つことなどに関する字に主に使われますね。
「儿」は、人間の意味を持ちます。
上部分は「音」にも見えるので、人が上に向かって端まで届くような音を出しているイメージで「竟」を覚えてみても面白そうですね。🧐

特に「竟」は、最終地点という感じがするね!

この言葉、どう使う?
- 畢竟、彼の結末を変えることはできない。
- 畢竟悪人の行きつく先は決まっている。
- 畢竟それは、分かり合えないということだろう。
「畢竟」の類語
終わり、という意味の言葉が似ていますね。
- 究竟・・・きわめて力の強いこと。とても都合がいいこと。つまるところ。
- 結句・・・詩歌の終わりの句。あげくのはて。反対に。
- 結局・・・いろんな経過を経て落ち着いた最後。囲碁で、1局を打ち終えること。
同じ読み方の熟語👀
- 必竟・・・畢竟と同じ。
「畢竟」の熟語・ことわざ・慣用句
- 畢竟寂滅・・・悟りを極めて、境地にたどり着くこと。

「畢」の方が、難しそうにも思えるけど・・・。

「竟」は読み方が多いから、畢竟これも難しいんだよね。
まとめ
「畢竟」は、最終や結局ということなんですね。
物事の終わりをイメージして覚えておきましょう。🧐
「畢」の部首は「田」で、田畑や耕作に関する字に主に使われますよ。
「田」の下部分が網の象形で、そこから網を意味して成り立ったという話があります。🧐
「竟」は部首の「立」に、「日」と「儿」です。
部首の「立」は、立つことなどに関する字に主に使われますよね。
そして「儿」は、人間の意味を持ちます。
上部分は「音」にもなるので、人が上に向かって端まで届くような音を出しているイメージで覚えてみても面白そうですね。🧐