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「狷介」の意味と読み方とは?ヒントは「頑固」

ナヤミィ

狷介って、なんと読むのかな??

フクロウ

「狷介」はね、「けんかい」と読むんだよ。

狷介けんかいの意味

[名・形動]頑固で自分の信じるところを固く守り、他人に心を開こうとしないこと。また、そのさま。片意地。

出典 デジタル大辞泉(小学館)

狷介けんかいはここに注意

けん」は1級の漢字なので、間違えないように注意しましょう!

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

けん」の読み書きが少し難しいため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「狷介けんかい」の意味は、頑固で他人に心を開こうとしないことなんだね。

ナヤミィ

かい」って、助ける意味もあると思うけど・・・。

フクロウ

他にも、色々意味があるよね。


狷介けんかい」の「けん」は他に「かたいじ」とも読みます。意味は、

  • かたいじ。頑固。
  • 心が狭い。せっかち。

となっています。あまり関わりたくはないですね。

かい」は他に「すけ・たすける」とも読みますよね。意味は、

  • たすける。「介護かいご」など
  • 仲立ちする。「介入かいにゅう」など
  • へだてる。「介在かいざい」など
  • よろいを身につける。
  • 孤立する。「狷介けんかい
  • 大きくする。
  • ほとり。
  • 甲羅こうら

となっています。想像していたより、多くの意味を持っています。

心が狭く頭も固いため、自分の信じるもののためなら孤立しても構わないと思っているイメージで「狷介けんかいと覚えてはいかがでしょうか?🧐

けん」は部首である「けものへん」に、「えん」となっています。

「けものへん」は犬の種類や状態、獣などに関する字に主に使われますね。

えん」は小さな虫の名、ぼうふらの意味があります。

気性が激しく、小さなことにもこだわっているイメージで「けんを覚えてはいかがでしょうか?🧐

かい」の部首は「ひとやね」で、上にあります。

人の状態や性質などに関する字に、主に使われますね。

人をよろいのようなものではさんだ形から、区切ることや間に入ること、身を守ることを意味して「かいが成り立ったという話がありますよ。🧐

フクロウ

相手との距離があるみたいだね。

狷介の覚え方イメージ
心を開いてくれそうにないですね。

この言葉、どう使う?

  • その学者は狷介けんかいな気質で、どれほど世の流行が変わろうとも己の研究を貫いた。
  • 彼の狷介けんかいさが人を遠ざけることもあれば、強く惹きつけることもあった。
  • あまりに狷介けんかいすぎて、周囲との協調を欠いてしまうのが彼の難点だ。

狷介けんかい」の類語

頑固で他人に心を開こうとしないこと、という意味の言葉が似ていますね。

  • 強情ごうじょう・・・自分の考えを通そうとする意思がとても強いこと。
  • 剛情ごうじょう・・・かたくなに意地をはること。
  • 剛愎ごうふく・・・頑固で人に従わず、気が強いこと。

狷介けんかい」の対義語

狷介けんかい」は頑固で他人に心を開こうとしないことなのに対して、こちらは周囲の人と調和がとれていることになります。

  • 円満えんまん・・・満ち足りていて、不満や争いのないこと。
  • 蘊藉うんしゃ・・・性格などが穏やかで、包容力のあること。

同じ読み方の熟語👀

  • 見解けんかい・・・物事に対する考え方。
  • 県会けんかい・・・県議会の略。
  • 顕晦けんかい・・・現れること、隠れること。
  • 硯海けんかい・・・すずり墨汁ぼくじゅうをためておく部分のこと。

狷介けんかい」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 狷介孤高けんかいここう・・・意志を曲げずに、他人と協力しないこと。
  • 狷介孤独けんかいこどく・・・自分のやり方などを変えず、他人に対して調和しないこと。
  • 狷介固陋けんかいころう・・・意志を固く守り、頑固で他人の意見を受け入れないこと。
  • 狷介不羈けんかいふき・・・意志を固く保ち、なにものにも縛られないこと。
  • 跌宕狷介てっとうけんかい・・・好き放題に振る舞い、自分の考えを変えないこと。
ナヤミィ

心によろいを身に着けているんだね。

フクロウ

心が狭いから、小さいよろいでも十分そう。

まとめ

狷介けんかい」は、頑固で他人に心を開こうとしないことなんですね。

心が狭く頭も固いため、自分の信じるもののためなら孤立しても構わないと思っているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐

けん」は部首の「けものへん」に、「えん」です。

「けものへん」は犬の種類や、獣などに関する字に主に使われますね。

えん」は小さな虫の名、ぼうふらの意味を持ちます。

気性が激しく、小さなことにもこだわっているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐

かい」の部首は「ひとやね」で、上にあるパーツです。

人の状態や、性質などに関する字に主に使われますね。

人をよろいのようなものではさんだ形から、区切ることや間に入ること、身を守ることを意味して成り立ったという話があります。🧐