「臥竜」の意味と読み方とは?ヒントは「横になる」

臥竜って、なんと読むのかな??

「臥竜」はね、「がりょう」と読むんだよ。
臥竜の意味
1 臥 (ふ) してうずくまっている竜。
2 《「蜀志」諸葛亮伝から。天にも昇る勢いや能力をもちながら、じっと横になって寝ている竜に、蜀 (しょく) の諸葛亮 (しょかつりょう) をたとえたもの》すぐれた能力をもちながら、世に知られていない人物。「—鳳雛 (ほうすう) 」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
臥竜はここに注意
「臥」は準1級の漢字なので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「臥」の読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「臥竜」の意味は、うずくまっている竜から、優れた能力を持ちながら世に知られていない人物のことなんだね。

まだ横になったままってことなのか。

そうだね、これから起き上がるかも知れないよ?
「臥竜」の「臥」は他に「臥す・ふしど」とも読みます。意味は、
- 横になり、寝る。「仰臥」など
となっています。こちらにはそのまま、横になって寝るという分かりやすい意味があるのですね。
「竜」は他に「りゅう・りん・たつ」とも読みます。意味は、
となっています。「竜」はみんな大好き、ドラゴンのことですね。😊
横になって寝ている竜のように、優れているのにまだ世に出ていない人をイメージして「臥竜」と覚えておきましょう!🛌
「竜」のことだけでは無いので、人と竜の両方を意味するとして「竜」と読むと覚えておくのも良いですね。🧐
「臥」はあまり見かけませんが、四字熟語で臥薪嘗胆というものは見たことがあるのではないでしょうか?
将来のために、今は苦労に耐えることを意味していますが、ここでの「臥」も寝ることを意味していますよ!
「臥」は「臣」に「人」となっていますね。そのまま覚えるのであれば、家来である「臣」が寝ている、ということで良いのですが・・・。
この「人」は横から見た人、「臣」はどうやら下を向いている目をあらわしているようなのです!
そのため、横になった人が下を向いて休みを取っているイメージが出来上がります。😴
「竜」は「立」に「甲」・・・とは少し違いますね。伸びている部分が、竜のしっぽのように見えます。🧐

臥すは横になる、寝るという意味だよね。

この言葉、どう使う?
- 彼はもはや臥竜とは呼べないな。
- 本当は、彼女こそが臥竜ではないだろうか。
- 臥竜に出来ないことはない。
「臥竜」の類語
臥している竜や、まだ世に出ない優れた人という意味の言葉が似ていますね。
- 潜竜・・・池などに潜んで、まだ天に昇らない竜のこと。そこから、しばらく帝位に就かずに避けている人や、世に出る良い機会にまだ巡り合わない英雄のこと。
- 伏竜・・・池にひそんで昇る時を待つ竜や、世間に知られていない優れた人の例えのこと。
- 蟄竜・・・地に潜む竜。活躍する機会を得ないで、世に隠れている英雄の例え。
同じ読み方の熟語👀
- 画竜・・・絵にかいた竜のこと。
- 画料・・・絵の代金。絵の題材。
- 臥梁・・・煉瓦造り・ブロック造りなどの組積造において、各階の壁体頂部を連続的にかためる鉄筋コンクリート製の梁。
- 雅量・・・人をよく受け入れるおおらかな心のこと。
「臥竜」の熟語・ことわざ・慣用句
- 臥竜梅・・・幹や枝が地をはい、そこから根を生じる梅。
- 臥竜鳳雛・・・潜んでいる竜と、鳳凰のヒナ。世間に知られずにいる大人物と、将来有望な若者の例え。
- 孔明臥竜・・・まだ世に知られていない、素晴らしい才能を持つ人のたとえ。

横になったままなら、大したことないかも・・・。

それでも竜だからね、能力はあるはず!
まとめ
「臥竜」はうずくまっている竜から、優れた能力を持ちながら世に知られていない人物のことなんですね。
横になって寝ている竜のように、優れているのにまだ世に出ていない人をイメージして覚えておきましょう!🛌
「竜」のことだけでは無いため、人と竜の両方を意味するとして「竜」と読むと覚えておくのもアリですね。🧐
「臥」は四字熟語で臥薪嘗胆にも使われていますね。ここでの「臥」も、寝ることを意味しています。😴
「臥」は「臣」に「人」となっています。「人」は横から見た人、「臣」はどうやら下を向いている目をあらわしているようです。
そのため、横になった人が下を向いて休みを取っているイメージが出来ますね。😴
「竜」は「立」に「甲」に見えますが、下に伸びている部分が、竜のしっぽのようにも見えます!🐉