「玉鬘」の意味と読み方とは?ヒントは「身に着ける物」
玉鬘って、なんと読むのかな??
「玉鬘」はね、「たまかずら」と読むんだよ。
玉鬘の意味
[名]
1 古代の装飾品の一。多くの玉を糸に通した髪飾り。
「押木の—を持たしめて」〈記・下〉
2 かつら・かもじの美称。
「あれを見よしらが女の—」〈誹諧連歌抄・恋〉
[枕]玉鬘を頭にかけるところから、「懸く」またその「かけ」の類音「影」にかかる。
「—かけぬ時なく恋ふれども」〈万・二九九四〉
「—影に見えつつ忘らえぬかも」〈万・一四九〉
出典 デジタル大辞泉(小学館)
玉鬘はここに注意
「鬘」は1級ということもあり、難しいため書くことには注意が必要です!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
読み書きが、なかなか難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「玉鬘」の意味は、玉を糸に通した髪飾りであり、毛髪のことなんだね。
髪につける物は分かったけど、髪の毛のことも言っているの?
かつら、かもじとあるよね。
かもじは、髪の足りない部分をおぎなうために付ける髪の意味があるんだ!
「玉鬘」の「玉」は他に「ぎょく」とも読みますよね。意味は、
- 美しいたま。「宝玉」など
- 美しい。優れた。「玉露」など
- 人を敬い、その人に関係することにつける美称。「玉稿」など
- 天子や天皇に関する物事につける美称。「玉座」など
- 将棋の駒のひとつ。「玉将」
- 芸者のこと。「玉代」
となっています。美しいものに対しても使われているようですね。🧐
「鬘」は他に「まん・ばん・かつら」とも読みます。意味は、
- かずら。髪飾り。
- かつら。かもじ。
となっています。かつらも、髪に付ける飾りのようなものですよね。
美しい玉を飾りとして付けている、またはかもじを用いてさらに美しい髪に仕上げているイメージで「玉鬘」と覚えてみてはいかがでしょうか?✨
かずらとかつら、少し読み方が似ていますね。
「玉」は3つの綺麗で美しいたまを、縦にヒモで通していることをあらわしているそうですよ!
「鬘」は、「かみがしら」という部首の「髟」に「曼」となっています。
「髟」には髪が長く垂れ下がっているという意味があり、「曼」には引っぱる、長い、美しいという意味があるとのこと。
「日」の下の「目」は、横にして引っぱられて伸びているようにも見えますね。👀
長く垂れた髪に、さらに長く美しい飾り。
そこから、玉を糸に通した髪飾りや足りない分の付け髪を、飾りとして付けて長くしているイメージで「鬘」を覚えてみてはいかがでしょうか?
玉はそのまま玉の意味もあるけど、美しいという意味があることも忘れないようにしよう。
この言葉、どう使う?
- 玉鬘を頭にかけて、出かけましょう。
- 玉鬘を付けているのがよく分かる見た目だ。
同じ読み方の熟語👀
- 玉葛・・・つる草の美称。
- 玉蔓・・・上に同じ。
付け髪も、髪飾りと同じようなものなのかな。
自分をより良く見せるために髪に飾りを付けたり、足りないと思ったところに髪を足すのは現代でもしている人はいるからね。
まとめ
「玉鬘」は玉を糸に通した髪飾りであり、髪の毛のことでもあるんですね。
美しい玉を髪飾りにしている、かもじを使いさらに美しい髪に仕上げているイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?✨
かずらとかつら、読み方が似ているので少しは覚えやすくなっていますね。
「玉」は3つの綺麗で美しいたまを、縦にヒモで通していることのようです。
「鬘」は「かみがしら」という部首の「髟」に「曼」で、「髟」には髪が長く垂れ下がっている意味があり、「曼」には引っぱる、長い、美しいという意味があるとのこと。
「日」の下にある「目」は、横になって引っぱられているようにも見えますよね。👀
長く垂れた髪に美しい飾りがあることから、玉を糸に通した髪飾りや、足りない分の付け髪を使い髪を長くしているイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?
玉鬘は、源氏物語の巻名の1つでもあります。とはいっても、こちらは人物名となっていますよ。🧐