「万朶」の意味と読み方とは？ヒントは「枝」

2025年10月10日

万朶ばんだの意味

《「朶」は垂れ下がった枝の意》多くの花の枝。また、多くの花。

出典　デジタル大辞泉（小学館）

万朶ばんだはここに注意

「朶だ」は１級の漢字なので、間違えないように注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

読むことが少し難しいため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

---

「万朶ばんだ」の「万ばん」は他に「まん・よろず」とも読みますよね。意味は、

• 数の単位。「数万」など
• 数がとても多いこと。「万斛ばんこく」など
• けっして。「万万ばんばん」など
• サソリ。

となっています。日本では、１万円札が一番高いですよね。

「朶だ」は他に「た・えだ・朶しだれる・朶うごかす」とも読みます。意味は、

• 枝のこと。「万朶ばんだ」など
• 枝などが垂れ下がる。
• うごかす。
• 花や雲を数える時に使う。

となっています。花や雲を数える時にも使うようです、何だか良いですね。😉

垂れ下がった枝がとても多くあるイメージで「万朶ばんだ」と覚えておきましょう！💮

「万ばん」は数字の「まん」を意味していますが、この漢字の旧字は「萬ばん」となっております。「萬ばん」というのは、どうやらサソリの象形から出来たそうで・・・。

成り立ちまで覚える必要はここでは無さそうですが、それにしてもサソリが１万・・・、とても怖いですね。😅

「朶だ」は「乃」に、部首である「木」となっていますね。

「木」から「乃」が枝のように出ている、またはこれが垂たれ下がっているイメージで覚えてみましょう！

---

この言葉、どう使う？

• 公園では、万朶ばんだの花が咲いている。
• 桜花が万朶ばんだと咲きほこる。
• 万朶ばんだの桜が、散ってしまっていた。

「万朶ばんだ」の類語

花の枝が多くある、という意味の言葉が似ていますね。

• 千朶せんだ・・・多くの花。

「万朶ばんだ」の対義語

「万朶ばんだ」は多くの花の枝のことなのに対して、こちらはひと枝のことになります。

• 一朶いちだ・・・花のひと枝。また、一輪の花。

同じ読み方の熟語👀

• 盤陀ばんだ・・・石が平らでないさま。

「万朶ばんだ」の熟語・ことわざ・慣用句

• 千朶万朶せんだばんだ・・・たくさんの花のこと。

まとめ

「万朶ばんだ」は、多くの花の枝のことなんですね。

垂れ下がった枝がとても多くあるイメージで覚えておきましょう！💮

「万ばん」は数字の「まん」を意味しています。

ただ、この漢字の旧字である「萬ばん」は、どうやらサソリの象形からできたそうですね。🧐

「朶だ」は部首の「木」から「乃」が枝のように出ている、または垂たれ下がっているイメージをしてみましょう！