「嚆矢」の意味と読み方とは?ヒントは「かぶら矢」

嚆矢って、なんと読むのかな??

「嚆矢」はね、「こうし」と読むんだよ。
嚆矢の意味
1 《「嚆」は叫び呼ぶ意》かぶら矢。
2 《昔、中国で戦いを始めるとき、敵陣に向かって1を射たところから》物事のはじまり。最初。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
嚆矢はここに注意
「嚆」は1級の漢字なので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「嚆」の読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「嚆矢」の意味は、かぶら矢から、物事の始まりのことなんだね。

かぶら矢って、そもそも何?

戦場における合図として、開始時に使われた矢みたいだよ。
「嚆矢」の「嚆」は他に「嚆ぶ」とも読みます。意味は、
- 大声をあげる。
- 矢が鳴る。
となっています。大きい音が鳴りそうですよね。
「矢」は他に「や」とも読みますよね。意味は、
- 弓のや。「乙矢」など
- 正しい。
- 誓う。
- 並べる。
- ほどこす。
- フン。
となっています。弓の矢以外にも、意味がありますよね。
かぶら矢は、放つと大きな音響を発して飛ぶそうです。
そこから、これから始まる物事のために矢で大きな音を鳴らすイメージで「嚆矢」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「嚆」は部首である「口」に、「蒿」となっています。
部首の「口」は、食べることや飲むことなどの口の働きに関する字に主に使われますね。
「蒿」はヨモギや消える、疲れる、蒸すという意味があるみたいですよ。
「蒿」には「くさかんむり」が入っていますが、その下は「高」ですよね。
高く叫ぶ、大きな声を発することから「嚆」が成り立ったという話もありますよ。🗣️
草では抑えられない位、高く大きな声が響いているのかも知れませんね。🧐
「矢」は、やの象形から成り立ったそうです。

大きな音なら、合図になりそう。

この言葉、どう使う?
- その事件は新時代を告げる嚆矢となった。
- 彼の小さな一歩が、やがて大改革の嚆矢となった。
- 研究成果の第一報は、新たな学問分野の嚆矢として評価されている。
「嚆矢」の類語
物事の始まり、という意味の言葉が似ていますね。
- 権輿・・・物事の始まり。
- 開闢・・・世界の始まりの時。また、荒れ地などが切り開かれること。
- 劈頭・・・物事の一番初めのこと。
同じ読み方の熟語👀
- 行使・・・持っている権利などを実際に使うこと。
- 講師・・・講演や講義をする人。
- 格子・・・細い角材などを、碁盤の目のように組み合わせて作ったもの。
- 後嗣・・・家のあとを継ぐ人のこと。
「嚆矢」の熟語・ことわざ・慣用句
- 嚆矢濫觴・・・物事の始まり。

大事な物事の始まりみたいだね。

何だか、気合も入りそう。
まとめ
「嚆矢」はかぶら矢から、物事の始まりのことなんですね。
かぶら矢は、放つと大きな音響を発して飛ぶらしいです。
そこから、これから始まる物事のために矢で大きな音を鳴らすイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「嚆」は部首の「口」に、「蒿」です。
部首の「口」は、口の働きに関する字に主に使われますね。
「蒿」はヨモギや消える、疲れる、蒸すという意味を持つとのこと。
「蒿」には「くさかんむり」がありますが、その下は「高」ですね。
高く叫ぶ、大きな声を発することから成り立ったという話もあります。🗣️
草では抑えられないほど、高く大きな声が響いているのかも知れません。🧐
「矢」は、やの象形から成り立ちました。












