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「鬱陶」の意味と読み方とは?ヒントは「心をふさぐ」

2024年4月8日

ナヤミィ

鬱陶って、なんと読むのかな??

フクロウ

「鬱陶」はね、「うっとう」と読むんだよ。

鬱陶うっとうの意味

心がふさいで晴れないこと。

出典 デジタル大辞泉(小学館)

鬱陶うっとうはここに注意

うつ」がとても難しいため、注意しましょう!

言葉の難しさ・・・★★★★☆

たまに聞く言葉ではありますが、読み書きがとても難しいため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「鬱陶うっとう」の意味は、気分がすっきりせず、晴れないことなんだね。

ナヤミィ

鬱陶うっとうしい、で聞くことがあるね。でも、漢字が難しいんだよね・・・。

フクロウ

確かに難しい。でも、漢検でいうと「うつ」は実は2級なんだ・・・!


鬱陶うっとう」の「鬱」は他に「うつ・しげる・ふさぐ・さかん」とも読みます。意味は、

  • 草木がしげる。「鬱蒼うっそう」など
  • ふさぐ。気分がはれない。憂鬱ゆううつ」など
  • こもった気がさかんなさま。「鬱勃うつぼつ
  • かおりぐさ。

となっています。草で辺りが暗くなっているように、気分も暗くなっているのでしょう。

とう」は他に「よう・すえ」とも読みます。意味は、

  • 焼きもの。「陶器とうき」など
  • 人を育てる。みちびく。「薫陶くんとう」など
  • 楽しむ。うっとり。「陶酔とうすい」など
  • もやもや。「鬱陶うっとうなど

となっています。良く目にするのは陶器だと思いますが、うっとり。という意味も持っているのですね!

気持ちが陶器とうきの中に閉じ込められてしまい、気分がふさいでいるイメージで「鬱陶うっとうと覚えてみてはいかがでしょうか?

草木がしげっているような薄暗い中にずっと引きこもっていては、気分が晴れませんからね。🧐

「鬱」は部首が「ちょう」で、他に「べき」「かん」「木」「さん」となっています。

ちょう」には、においざけという香りの良いお酒やウコン、のびのびとするという意味があるとのこと。

そして、「かん」には大きく口をひらく意味があるので、スプーンを意味する「」で口の中に「※」のようなものを入れてあげましょう!

「鬱」の「ちょう」のとなりには「さん」という、模様でもあり髪の毛が長いという意味の字があるようです。

その上には「べき」という布などを上からかぶせておおう意味の字、さらに上に「かん」が「木」ではさまれていますね。

成り立ちを調べると、立ち込める良い香りがふさがる、または造った酒を酒つぼに入れていたら、周りの草木がしげっておおってしまいフタが開かなくなった、という話があります。

使われている漢字を見るに、さん」の模様がきざまれた「缶」の周りを「木」でおおわれ(「べき」を使います)、中のいい香りのするお酒(「ちょう」を使います)がふさがれてしまっているイメージで覚えておくと、パーツごとに覚えやすそうです!🌳🏺🌳

とう」は部首である「こざとへん」に、「とう」となっています。「とう」には焼き物や、かまどの意味があります。

ここでは、人が陶器とうきを抱えているところから「(こざとへんのような)段のあるところで焼き物を焼くことを意味して「とうが成り立ったそうですよ!

美しい陶器を見て、うっとりとしてしまう・・・。という気持ちと合わせてみると、覚えやすそうです。🧐

フクロウ

心が、どこかに閉じ込められてしまっているのかも・・・。

鬱陶の覚え方イメージ
なんだか心が晴れず、もやもやしていますね。

この言葉、どう使う?

  • 今日はなぜだか、彼からの言葉が鬱陶うっとうしく感じられた。
  • いつもは鬱陶うっとうしいと感じている喧騒けんそうも、今だけは何も気にせずにいられた。
  • 鬱陶うっとうな仕事ばかりで、やる気が出ない。

鬱陶うっとう」の類語

心が晴れない、という意味の言葉が似ていますね。

  • 気鬱きうつ・・・気分が晴れないこと。
  • 憂鬱ゆううつ・・・気持ちがふさぎ、晴れないこと。また、草木が暗くなるほどしげること。
  • グルーミー・・・陰鬱いんうつでうっとうしい感じがするさま。また、心が晴れないさま。

鬱陶うっとう」の対義語

鬱陶うっとう」は心が晴れないことなのに対して、こちらは心が晴れていることになります。

  • さわやか・・・気分が晴れ晴れとしていること。
  • 清々すがすがしい・・・さわやかで気持ちがいいこと。
ナヤミィ

難しいイメージだったけど、分けて見るとちょっとは覚えられそうな気がしてきたな・・・!

フクロウ

漢字を覚えて、晴ればれとした気分になろう!

まとめ

鬱陶うっとう」は気分がすっきりせず、晴れないことなんですね。

気持ちが陶器とうきの中に閉じ込められ、気分がふさいでいるイメージで覚えておいてはいかがでしょうか?

草木がしげる薄暗いところに引きこもっていては、気分が晴れないでしょうから。

「鬱」は部首が「ちょう」で、他に「べき」「かん」「木」「さん」です。

ちょう」は、においざけという香りの良いお酒やウコン、のびのびとするという意味を持つみたいですね。

かん」は口を大きくひらく意味を持つため、スプーンを意味する「」で口の中に「※」に似たものを入れましょう!

「鬱」の「ちょう」の右には「さん」という、模様でもあり髪の毛が長いという意味の字がありますよ。

上には「べき」という、布などを上からかぶせておおう意味の字、さらに上では「かん」が「木」ではさまれているようです。

立ち込める良い香りがふさがる他に、造った酒をつぼに入れていたところ、周りの草木がしげおおってしまいフタが開かなくなった、という成り立ちがあるようですね。

使われている漢字を合体させて、「さん」の模様がられた「缶」の周りが「木」でおおわれ(「べき」)、中のいい香りがするお酒(「ちょう」)がふさがれているイメージだと、パーツごとに覚えやすそうではありませんか?🌳🏺🌳

とう」は部首の「こざとへん」に「とう」で、「とう」には焼き物やかまどの意味があります。

ここでは、人が陶器とうきを抱えているところから「(こざとへんのような)段のあるところで焼き物を焼くことを意味して成り立ったそうです。

美しい陶器を見て、うっとりしてしまうという気持ちと合わせてみると、覚えやすそうですね。🧐

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Posted by 管理人