「羂索」の意味と読み方とは?ヒントは「5色の糸」
羂索って、なんと読むのかな??
「羂索」はね、「けんさく」と読むんだよ。
羂索の意味
《「羂」はわなの意で、もと、鳥獣をとらえるわなのこと》5色の糸をより合わせ、一端に環、他端に独鈷杵 (とっこしょ) の半形をつけた縄状のもの。衆生救済の象徴とされ、不動明王・千手観音・不空羂索観音などがこれを持つ。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
羂索はここに注意
「羂」は1級のため少し難しいです、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
「羂」の読み書きが、少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「羂索」の意味は、5色の糸をより合わせて、環と独鈷杵の半形をつけた縄状のものなんだね。
独鈷杵が何なのかも、よく知らないや・・・。
法具の1種で、両端が尖った棒状の宗教用具なんだよ。
「羂索」の「羂」は他に「わな・羂る」とも読みます。意味は、
- わな。「羂索」
- くくる。つなぐ。
となっています。罠の意味で、もとは鳥獣をとらえる罠のことだったようです。
「索」は他に「なわ・つな・索める・索す」とも読みます。意味は、
- 太いなわ。つな。「縄索」など
- 手づるにより探し求める。「詮索」など
- ちる。離れる。ものさびしい。「索然」など
となっています。どうやら、太い縄のことも言っているようです。
どちらにも「糸」があり、「索」は太い縄の意味もあるので、この糸をより合わせて一端に環、他端に独鈷杵の半形をつけた縄状のものを作ったイメージで「羂索」と覚えてみてはいかがでしょうか?
これは不動明王などが持ち、衆生済度の象徴とされているようです。なんだか凄い法具ですね・・・!🧐
「羂」は部首である「あみがしら(上にある、目を横にしたような形のものです)」に、「絹」となっています。
「あみがしら」は網の種類や、網の罠にかけて捕らえることなどに関する字に主に使われるとのこと。
「絹」はきぬ糸や、この糸で織った織物の意味がありますね。
この糸を使い網を作り、罠にかけて捕まえるイメージで「羂」を覚えてみてはいかがでしょうか?🧶
「索」は部首である「糸」の上に、「十」と「冖」になっています。
部首の「糸」は糸の形状や、糸を加工して作られたものなどに関する字に主に使われるとのこと。
「十」は数であり、数が多いことや満ち足りている意味もありますよね。
「冖」は、布などを上からかぶせ、覆う意味を持ちます。
「索」は上部が屋根の象形で、下部により糸と両手の象形があるそう。
そこから、縄をたぐり寄せるように求める意味で成り立ったと言われています。
この糸は、青・黃・赤・白・黒の5色みたいだよ!
この言葉、どう使う?
- 左手に羂索を持っている。
- 羂索が破損してしまっている。
- 千手観音が羂索を持ち、鎮座している。
同じ読み方の熟語👀
- 建策・・・計画を立てること。
- 研削・・・物の表面を、砥石などでけずり滑らかにすること。
- 検索・・・必要な情報を調べ、探し出すこと。
- 献策・・・上の者や公の機関に対し、計画などを述べること。
大事な物だっていうのは分かったよ・・・!
法具だから少し覚えにくいところもあるだろうけど、どういった物なのかだけでも覚えておきたいね!
まとめ
「羂索」は5色の糸をより合わせて、環と独鈷杵の半形をつけた縄状のものなんですね。
どちらも「糸」が入っていますし、「索」は太い縄の意味もあるため、この糸をより合わせて一端に環、他端に独鈷杵の半形をつけて作られた縄状のものをイメージして覚えておきましょう。
不動明王などが持ち、衆生済度の象徴とされているそうです。凄い法具ですよね!🧐
「羂」は部首の「あみがしら(上の、目を横にした形のもの)」に、「絹」です。
「あみがしら」は網の種類や、網にかけて捕らえることなどに関する字に使われるそうですね。
「絹」はきぬ糸や、この糸で織った織物の意味を持ちます。
この糸を使って網を作り、罠にかけて捕まえるイメージで覚えておきましょう。🧶
「索」は部首の「糸」の上に、「十」と「冖」です。
部首の「糸」は糸の形状や、糸を加工して作られたものなどに関する字に使われるそうですね。
「十」は数でもあり、数が多いこと、満ち足りている意味もあります。
「冖」は、布などを上からかぶせて覆う意味を持つとのこと。
「索」は上が屋根の象形、下がより糸と両手の象形となっているそうで、縄をたぐり寄せるように求める意味で成り立ったそうですよ。