「啓発」の意味と読み方とは?ヒントは「気づく」
啓発って、なんと読むのかな??
「啓発」はね、「けいはつ」と読むんだよ。
啓発の意味
[名](スル)《「論語」述而の「憤せざれば啓せず、悱 (ひ) せざれば発せず」から》人が気づかずにいるところを教え示して、より高い認識・理解に導くこと。「彼の意見には—された」「自己—」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
啓発はここに注意
「啓」の持つ意味を間違えて覚えないように、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンな方のため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「啓発」の意味は、気づいていない人に教えて、より上へと導くことなんだね。
啓発本とかって聞いたことはあるけど、こういう意味があるのか・・・。
そういった本を読めば、なにかしらのヒントが得られるかも知れないね!
「啓発」の「啓」は他に「啓く・啓す」とも読みます。意味は、
- 分からないことを教え導く。「天啓」など
- あける。開放する。「啓明」など
- 申す。「拝啓」など
- 出発する。貴人が外出することの敬称。「行啓」
となっています。手紙の初めに書く、拝啓にも使われていますよね。
他も見てみると、良い意味を持っていることが分かります。
「発」は他に「ほつ・発つ・発つ・発く・発く」とも読みます。意味は、
- 矢や弾をはなつ。「発射」など
- 出かける。送り出す。「出発」など
- 世間に向けて出す。「発売」など
- 生じる。「発生」など
- のびる。「発育」など
- ひらく。あばく。「発掘」など
- はじめる。「発案」など
となっています。撥・潑・醱の書きかえ字として用いられるものがあります。
まだ発見されていない才能に気づかせるために、人に教えてあげる。
教えた人をより高みへとのばし、より高い次元へと導くイメージで「啓発」と覚えてみてはいかがでしょうか?🫴
「啓」は部首である「口」の上に、「戸」と「攵」になっています。
上の部分が手で戸を開くことを意味していて、ここに「口」を合わせて、口を開いて物を言うとして「啓」が成り立ったそうですよ。
「発」は部首が「はつがしら」で、「はつがしら」は足の動作に関することに使われます。
発射する、出発するために、足で踏んばって力をためているのかも知れません。🧐
旧字は「發」となっていて、弓をはじいて発射する意味を持つとのこと。
こちらなら、漢字に「弓」が使われているので覚えやすいですね。
きっと、良い方向に動いてくれるはず!
この言葉、どう使う?
- 彼女の意見には啓発されたよ。
- 差別の問題について啓発するために、学校で講演をおこなった。
- おすすめの本を読んでみたが、何も啓発されるところが無かった。
「啓発」の類語
気づきを与えて、より上へと導くという意味の言葉が似ていますね。
- 啓蒙・・・人に正しい知識を与えて、合理的な考え方をするように導くこと。
- 教化・・・人を導き、道徳的、思想的な影響を与えて望ましい方へ進ませること。
- 教育・・・望ましい人に変化させるために働きかけて、その人の持つ能力を伸ばそうとすること。
「啓発」の対義語
「啓発」は教えて気づかせる、気づくことなのに対して、こちらは気づくことができないことになります。
- 暗愚・・・判断力が無く、おろかなこと。
- 愚蒙・・・おろかで道理が分からないこと。
自分では分かっていなかったことも、教えてもらえればもっと上を目指せる気がする・・・!
気づくことができるだけでも、一歩進んでいるよね!
まとめ
「啓発」は、気づいていない人に教えて、より上へと導くことなんですね。
まだ発見されていない才能に気づかせるために、人に教える。
教えた人をさらに、より高い次元へと導いてあげるイメージで覚えておきましょう。🫴
「啓」は部首の「口」の上に、「戸」と「攵」です。
上が手で戸を開くことを意味して、ここに「口」を合わせて、口を開いて物を言うとして成り立ったとのこと。
「発」は部首が「はつがしら」で、足の動作に関することに使われます。
発射、出発するために、足で踏んばり力をためているのかも知れませんね。🧐
旧字は「發」で、弓をはじいて発射する意味を持つようです。
こちらは漢字に「弓」が使われているので、覚えやすくなっていますね。
こちらはいかがでしょうか?
自己啓発本に、夢をかなえるゾウという本があります。
1巻が出たのはだいぶ前ですが、話題になりましたよね。
僕は1巻だけ読んだのですが、大事だなと思った項目は今でもメモ帳に残しています。
とはいっても、言われてみると「当たり前だな」といったことがほとんどなのですが・・・。
つまり、そこに気づけていなかったんですよね。💡
自分の行動を見直す、良い本になるはずです。
もし読んだことがなければ、いかがでしょうか。🐘
たくさんの気づきが得られるはず。