「冶金」の意味と読み方とは?ヒントは「精製する」
冶金って、なんと読むのかな??
「冶金」はね、「やきん」と読むんだよ。
冶金の意味
鉱石から金属を取り出し、精製する技術。広くは、取り出した金属を合金にしたり、加工したりする技術も含まれる。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
冶金はここに注意
似ていますが「治」ではありませんので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
書くことは、とってもカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「冶金」の意味は、金属を精製する技術のことなんだね。
点が1つ少ないのに、「ちきん」って読んじゃったよ・・・。
ぱっと見ただけだと、間違うかも知れないね。
十分に念を入れてつくる精製のように、注意してよく見ておこう!
「冶金」の「冶」は他に「冶ける・冶る・冶かしい」とも読みます。意味は、
- とかす。金属をとかし、ある形につくる。「鍛冶」など
- 人格をねりあげる。「陶冶」
- なまめかしい。「艶冶」など
となっています。「治」に似ていますが、まったくの別物なので注意が必要ですね。🧐
「金」は他に「こん・かな・かね・こがね」とも読みますよね。意味は、
- 金属の総称。「合金」など
- こがね。おうごん。「純金」など
- お金。「貯金」など
- 美しい。りっぱな。「金言」など
- 五行のひとつ。
- 七曜のひとつ
- 将棋の駒のひとつ。
となっています。価値のありそうな意味が多いですよね。🥇
金属の総称でもある「金」を冶かし、艶のある、より美しい「金」に加工するイメージで「冶金」を覚えてみてはいかがでしょうか?
「やきん」なので、「夜勤」の人が造っているイメージも覚えやすそうですね!🧑🔧
「冶」は部首である「にすい」に、「台」となっています。
「にすい」は寒いこと、凍ることに関する字に多く使われます。そこから、氷の結晶をかたどっていると言われるそうですよ。
「台」は、ここでは農具のすきの象形となっているようです。
すきで大地を柔らかくするように、氷がゆるんで柔らかくなることから、溶かすことを意味して「冶」が成り立ったそうですよ。🫠
「金」は、土の中に含まれる金属を意味して成り立っているそうです。
「冶」の成り立ちを覚えれば、なぜ溶けているのかも覚えやすいはず!
この言葉、どう使う?
- 冶金の研究を続け、貯金が無くなる前に結果を出すことができた。
- 冶金に関する新たな知識をとりいれる。
- 彼は、冶金学の研究において権威のある人物である。
「冶金」の類語
金属を加工する技術、という意味の言葉が似ていますね。
- 精錬・・・粗金属から不純物をのぞき、質の良いものにすること。
- 製鉄・・・鉄鉱石を製錬し、銑鉄をつくること。
- 製鋼・・・銑鉄を原料として、鋼鉄をつくること。
同じ読み方の熟語👀
- 夜勤・・・夜に勤務すること。
- 夜禽・・・フクロウなどの、夜行性の鳥のこと。
- 野禽・・・野生の鳥のこと。
「冶金」の熟語・ことわざ・慣用句
- 冶金学・・・冶金の原理や方法などを研究する学問。
- 冶金踊躍・・・自分が今いる立場に満足できないこと。「冶金」は金属を溶かすこと、「踊躍」は跳びはねることなので、溶けた金属がるつぼの中で、勢いよく跳ねて外に出ようとすることから。
「冶」と「治」の間違いさえなければ、問題なく覚えられそうだね。
ほとんど一緒だから、気をつけておこう!
まとめ
「冶金」は、金属を精製する技術のことなんですね。
「金」を冶かし、艶のあるもっと美しい「金」に加工するイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?
読み方が「やきん」のため、「夜勤」の人が造っているイメージが覚えやすそうです!🧑🔧
「冶」は部首の「にすい」に、「台」です。
「にすい」は寒いこと、凍ることに関する字に多く使われていて、氷の結晶から来ている説があるとのこと。
ここでの「台」は、農具のすきの象形みたいですね。
すきで大地を柔らかくするように、氷がゆるんで柔らかくなることから、溶かすことを意味して成り立ったそうです。🫠
「金」は、土の中にある金属を意味して成り立っているとのことです。
あっという間に溶けてしまいそうですね・・・!