「敷衍」の意味と読み方とは?ヒントは「もっと!」
敷衍って、なんと読むのかな??
「敷衍」はね、「ふえん」と読むんだよ。
敷衍の意味
[名](スル)《「衍」はのべる意》
1 おし広げること。
「それを種にして、空想で—した愚痴」〈宇野浩二・蔵の中〉
2 意味・趣旨をおし広げて説明すること。例などをあげて、くわしく説明すること。「教育問題を社会全般に—して論じる」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
敷衍はここに注意
「衍」は1級のため、読み書きを間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
「衍」の読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「敷衍」の意味は、おし広げることであり、趣旨などを例をあげて詳しく説明することなんだね。
「衍」、ね・・・。書いたこと無いかも知れないなぁ。
1級の漢字だから、それでも不思議ではないね。
「敷衍」の「敷」は他に「敷く」とも読みますよね。意味は、
- 広げてならべる。しく。「敷設」など
となっています。広げて、全体に及ぼすんですね。
また、敷居にも使われています。
「衍」は他に「衍る・衍れる・衍く・衍がる・衍り・衍い・衍きい」とも読みます。意味は、
- はびこる。あふれる。「蔓衍」など
- しく。ひろげる。「衍義」など
- 余り。余計な。「衍字」など
- ひろい。おおきい。
となっています。広がりすぎて、余ってしまったのかも知れませんね。
どちらにも広げる意味があるため、溢れるほどおし広げて更に詳しく説明することができるようになったイメージで「敷衍」と覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
「敷」は部首が「攵」の「のぶん」で、となりに「旉」になっています。
「攵」は軽くたたく、「旉」には平らに広げてのばすという意味があるとのこと。
平らに広げた敷き物をさらに広げるため、軽くたたいて引き延ばしていくイメージで「敷」を覚えてみましょう!🧐
「衍」は部首である「行」の間に、「さんずい」となっています。
部首の「行」は、道路や歩行などの進行に関する字に主に使われていますね。
「さんずい」は水の状態など、水に関する字に主に使われています。
水がどこまでも進んで行き、余ったり溢れたりしてしまうくらいに広がってしまうイメージで「衍」を覚えてみてはいかがでしょうか?💧💧
延々と広がっていくのかも知れませんね!
さらに広げていこう!
この言葉、どう使う?
- 脳内の空想を敷衍しつつ、書き進めた。
- 彼の説を敷衍して考えると、みんなの理解がもっと深まるはずだ。
- 社会問題を敷衍して論じる。
「敷衍」の類語
さらに詳しく説明する、という意味の言葉が似ていますね。
- 詳説・・・詳しい説明のこと。
- 詳言・・・詳しく述べること。
- 説述・・・意見などを説き、述べること。
同じ読み方の熟語👀
- 不縁・・・離縁になること。縁がないこと。
- 赴援・・・助けに行くこと。
- 布衍・・・今回の物と同じ。
- 敷延・・・上に同じ。
最低限の説明じゃなくて、さらに押し広げて詳しく説明してくれるのは助かる!
その方が、理解も深まるね。
まとめ
「敷衍」はおし広げることであり、趣旨などを例をあげて詳しく説明することなんですね。
どちらにも広げる意味があるので、溢れるほどおし広げて更に詳しく説明できるようになったイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
「敷」は「旉」のとなりに、部首の「攵」の「のぶん」になっています。
「攵」は軽くたたく、「旉」は平らに広げてのばすという意味を持つそうですね。
広げた敷き物をさらに広げるために、軽くたたき引き延ばすイメージで覚えてみましょう!🧐
「衍」は部首の「行」の間に、「さんずい」です。
部首の「行」は、道路や歩行などの進行に関する字に使われるとのこと。
「さんずい」は、水に関する字に主に使われていますね。
水がどこまでも進み、余ったり溢れたりしてしまうぐらい広がってしまうイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?💧💧
延々と広がっていくのかも知れません・・・!
さらに詳しく説明したい、そんな時に使えそうな熟語ですね。😊