「匪躬」の意味と読み方とは?ヒントは「尽くす」

匪躬って、なんと読むのかな??

「匪躬」はね、「ひきゅう」と読むんだよ。
匪躬の意味
《「易経」蹇卦の「王臣蹇々 (けんけん) す。躬の故に匪 (あら) ず」から》わが身を顧みず、主君または国家のために忠節を尽くすこと。匪躬の節。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
匪躬はここに注意
「躬」は1級の漢字のため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
1級と準1級の漢字が使われているため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「匪躬」の意味は、自分の身をかえりみずに主君や国家のために尽くすことなんだね。

確かに、体みたいな漢字は入っているけど・・・。

そっちよりも、「匪」の方が大事かも知れないね。
「匪躬」の「匪」は他に「匪ず・わるもの」とも読みます。意味は、
- あらず。否定の助字。「匪石」など
- わるもの。「匪賊」など
となっています。「非」と同じような意味もありますね。
「躬」は他に「み・躬ら」とも読みます。意味は、
- み。からだ。「鞠躬如」など
- みずから。自分で。「実践躬行」など
となっています。体に関する意味がありますね。
この身は自分のためのものでは無いとして、自分が悪者と言われても良いので主君などのために尽くしているイメージで「匪躬」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「匪」は部首である「匚」の「はこがまえ」に、「非」となっています。
「はこがまえ」は、四角い箱や物を入れる箱に関する字に主に使われるそうですよ。
「非」は認めない、不正、否定の意をあらわす意味などがありますね。
不正を箱の中にしまって隠そうとする、悪者をイメージして「匪」を覚えてはいかがでしょうか?😈
「躬」は部首である「身」に、「弓」となっています。
部首の「身」は、体の状態に関する字に主に使われますよ。
「弓」は矢を射る道具や、ゆみのような形などの意味がありますね。
弓のようにしなやかな体をイメージして「躬」を覚えてはいかがでしょうか?🤸

「匪」の意味を知ると、イメージがしやすいね!

同じ読み方の熟語👀
- 飛球・・・飛んでいく打球のこと。
- 秘笈・・・書物を秘蔵する箱のこと。
- 悲泣・・・悲しみ泣くこと。
- 避球・・・ドッジボールのこと。
- 髀臼・・・寛骨の外側にある、大きなくぼみの部分。
- 貔貅・・・古代中国で、飼いならして戦いに用いたという猛獣や、猛獣の形を描いて兵車に立てた旗。また、勇猛な将兵。
- 豼貅・・・上に同じ。
「匪躬」の熟語・ことわざ・慣用句
- 蹇蹇匪躬・・・主君に忠誠を尽くすこと。
- 匪躬之節・・・自分の損得を考えずに、君主などに忠義を尽くすこと。

覚悟のうえなんだろうなぁ。

自分のことも、大事にしてほしいけどね。
まとめ
「匪躬」は、自分の身をかえりみずに主君や国家のために尽くすことなんですね。
この身は自分のためのものでは無いとして、自分が悪者と言われても良いので主君などのために尽くしているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「匪」は部首の「匚」の「はこがまえ」に、「非」です。
「はこがまえ」は、四角い箱や物を入れる箱に関する字に主に使われるとのこと。
「非」は認めない、不正、否定の意をあらわす意味などがあります。
不正を箱の中にしまって隠そうとする、悪者をイメージして覚えてはいかがでしょうか?😈
「躬」は部首の「身」に、「弓」です。
部首の「身」は、体の状態に関する字に主に使われますね。
「弓」は矢を射る道具や、ゆみのような形などの意味を持ちます。
弓のようにしなやかな、体をイメージして覚えてはいかがでしょうか?🤸