「鼎立」の意味と読み方とは?ヒントは「3者」

鼎立って、なんと読むのかな??

「鼎立」はね、「ていりつ」と読むんだよ。
鼎立の意味
[名](スル)鼎 (かなえ) の足のように、三者が互いに対立すること。「三大勢力が—する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
鼎立はここに注意
「鼎」は準1級の漢字なので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「鼎」の読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「鼎立」の意味は、三者が互いに対立することなんだね。

三人なんだ。

「鼎」に、そういった意味があるからね。
「鼎立」の「鼎」は他に「かなえ・鼎に」とも読みます。意味は、
- 古代中国の三足の器。かなえ。「鼎足」など
- 王をささえる大臣。「鼎臣」など
- 3つのものが並び立つこと。「鼎談」など
- まさに。ちょうど。
となっています。どうやら、3本脚の器の意味もあるみたいですね。
「立」は他に「りゅう・立つ・りっとる」とも読みますよね。意味は、
- まっすぐに立てる。「立錐」など
- さだめる。成り立たせる。「確立」など
- ある地位につかせる。「擁立」など
- 新しい季節がはじまること。「立春」など
- 容量の単位。
となっています。「立つ、立たせる」など良く知っている意味がありますね。
既に定まっている3つのものが並び立ち、対立しているイメージで「鼎立」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「鼎」は、この漢字そのものが部首でもあるようです。
かなえの種類や、かなえの一部分に関する字に主に使われるとのこと。
3本の脚が付いていて、食物を煮るための器である、かなえの象形から「鼎」が成り立ったと言われています。🧐
真ん中にある脚が同一のものだと考えると、確かに下に3本の脚があるようにも見えませんか?
脚の上に載っている「目」も、書き忘れないように注意しましょう!
あみだくじのように下に線を伸ばし、途中からさらに1本、追加で1本線を引いてあげましょうか。
反対側も、反転して書きましょう。
「立」は、1本の線の上に人が立っている象形からきているそうですよ。

3人なのが大事な点だね!

この言葉、どう使う?
- 三大勢力が鼎立する。
- あの夏の出来事が、彼らを鼎立させるきっかけとなった。
「鼎立」の類語
対立する、という意味の言葉が似ていますね。
- 確執・・・互いに自分の意見を強く主張し、譲らないこと。
- 三つ巴・・・3つのものが互いに対立し、入り乱れること。
同じ読み方の熟語👀
- 低率・・・比率が低いこと。
- 定立・・・ある肯定的判断、命題を立てること。
- 定律・・・定められた規則、法則。
- 定率・・・一定の割合。
「鼎立」の熟語・ことわざ・慣用句
- 三者鼎立・・・同じ力を持つ3人が並び立つこと。

3人とも、足並みを揃えればいいのに。

3つの別のものが並び立っているから、仕方ないのかも知れないね。
まとめ
「鼎立」は、三者が互いに対立することなんですね。
既に定まっている3つのものが並び立ち、対立しているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「鼎」は、この漢字そのものが部首で、かなえの種類やかなえの一部分に関する字に主に使われるそうです。
3本の脚が付いていて、食物を煮るための器である、かなえの象形から成り立ったと言われていますよ。🧐
真ん中にある脚が同一のものなら、確かに下に3本の脚があるようにも見えませんか?
脚の上に載っている「目」も、書き忘れないように!
あみだくじのように下に線を伸ばし、途中からさらに1本、追加で1本線を引きましょう。
反対側も、反転して書きましょうか。
「立」は1本の線の上に、人が立っている象形からのようですよ。