「通牒」の意味と読み方とは？ヒントは「書面」

2025年10月21日

通牒つうちょうの意味

［名］(スル)

１ 書面で通知すること。また、その書面。

２ 「通達1」の旧称。

３ 国際法上、国家の一方的意思表示を内容とする文書。「最後通牒
をつきつける」

出典　デジタル大辞泉（小学館）

通牒つうちょうはここに注意

「牒ちょう」は準１級の漢字なので、間違えないように注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

「牒ちょう」の読み書きが少し難しいため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

---

「通牒つうちょう」の「通つう」は他に「つ・通かよう・通とおす・通とおる」とも読みますよね。意味は、

• とおす。つらぬく。「貫通かんつう」など
• 行き来する。
• 取り次ぐ。
• 広く行きわたる。
• 書面や文書を数える助数詞。
• 世の中などに詳しいこと。
• 道路。
• 同じ状態。
• 通帳。
• 似ている。

となっています。色んな意味を持っていますよね。

「牒ちょう」は他に「じょう・ふだ」とも読みます。意味は、

• ふだ。かきつけ。
• 記録。
• 役所などでやりとりする公文書。
• 訴状そじょう。

となっています。何かを書けるようですね。

国際法上、国家の一方的意思表示を内容とする文書にも使われるため、自分の意志を通すために送る、訴状そじょうのような文書をイメージして「通牒つうちょう」と覚えてはいかがでしょうか？🧐

「通つう」は部首である「しんにょう」に、「甬よう」となっています。

「しんにょう」は、行くことや進むことなどに関する字に主に使われますね。

「甬よう」は、花の開きかけたさまや道路などの意味を持つそうです。

道を行き交う物や人々から「通つう」が成り立った、という話もありますよ。🧐

「牒ちょう」の部首である「片へん」は、板に関する字に主に使われますね。

右側の部分は、植物の葉や薄い木片、窓の意味があるそうです。

葉っぱのように薄く平たい、ふだを意味して「牒ちょう」が成り立ったと言われていますよ。🧐

---

この言葉、どう使う？

• 相手からの通牒つうちょうにより、混乱を招く結果となった。
• それは、最後の通牒つうちょうだった。
• 一種の最後通牒つうちょうをつきつけられた。

「通牒つうちょう」の類語

知らせる、という意味の言葉が似ていますね。

• 通達つうたつ・・・知らせること。物事に深く通じること。とどこおりなく通じること。
• 通告つうこく・・・相手に意向などを知らせること。特に、文書などで正式に知らせること。
• 通知つうち・・・告げ知らせること。

同じ読み方の熟語👀

• 通帳つうちょう・・・預貯金などの金額などを記入しておく帳簿。
• 通暢つうちょう・・・滞ることなく貫き通すこと。

「通牒つうちょう」の熟語・ことわざ・慣用句

• 最後通牒さいごつうちょう・・・これ以上は話し合いの余地が無いと、相手に通告すること。

まとめ

「通牒つうちょう」は、書面で通知することなんですね。

国際法上、国家の一方的意思表示を内容とする文書にも使われるため、自分の意志を通すために送る訴状そじょうのような文書をイメージして覚えてはいかがでしょうか？🧐

「通つう」は部首の「しんにょう」に、「甬よう」です。

「しんにょう」は、行くことなどに関する字に主に使われますね。

「甬よう」は花の開きかけたさま、道路などの意味を持つとのこと。

道を行き交う物や人々から成り立った、という話もありますよ。🧐

「牒ちょう」の部首の「片へん」は、板に関する字に主に使われますね。

右側は植物の葉や薄い木片、窓の意味があるそうです。

葉っぱのように薄く平たい、ふだを意味して成り立ったと言われていますよ。🧐