「矢鱈」の意味と読み方とは?ヒントは「むやみ」

矢鱈って、なんと読むのかな??

「矢鱈」はね、「やたら」と読むんだよ。
矢鱈の意味
[形動][文][ナリ]根拠・節度がないさま。筋が通らないさま。めちゃくちゃ。むやみ。「矢鱈に買い込む」「矢鱈な事を言うもんじゃない」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
矢鱈はここに注意
「鱈」は準1級の漢字なので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「鱈」の読み方が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「矢鱈」の意味は、めちゃくちゃなことなんだね。

何で、魚が使われているんだろう・・・。

当て字と言われているよ。
「矢鱈」の「矢」は他に「し」とも読みますよね。意味は、
- 弓のや。「乙矢」など
- 正しい。
- 誓う。
- 並べる。
- ほどこす。
- フン。
となっています。弓の矢以外にも、意味がありますよね。
「鱈」は他に「せつ」とも読みます。意味は、
- タラ科の底生魚。「鱈子」など
となっています。魚なんですね。
「矢鱈」は当て字ですが、タラは大食漢でもあることから、手当たり次第に矢を放つように節度のないことをイメージして「矢鱈」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
「矢」は、やの象形から成り立ったそうです。
「鱈」は部首である「魚」に、「雪」となっています。
部首の「魚」は、魚を中心とした水中に生息する生き物に主に使われますね。
「雪」は、空から落ちてくるゆきや清めるという意味があります。
雪のように身が白いことから「鱈」と書くそうで、雪の降る冬の季節に多く獲れることからタラとなった、とも言われますよ。🧐

当て字でも、どんな魚が使われているかをイメージすれば覚えられそうだね。

この言葉、どう使う?
- 彼はなぜか、矢鱈と話しかけてくる。
- 矢鱈に買い込んでしまったが、使い切れるかな・・・。
- 矢鱈に心配し過ぎるのも、よくないよ。
「矢鱈」の類語
めちゃくちゃな、という意味の言葉が似ていますね。
- 無暗・・・結果を考えずに物事をすること。物事の状態が度を超えて甚だしいさま。
「矢鱈」の熟語・ことわざ・慣用句
- 滅多矢鱈・・・普通では考えられないほど、程度がはなはだしいこと。

こうしてみると、何でこの魚なのか、何となくイメージができるなぁ。

当て字でも、イメージしやすいよね。
まとめ
「矢鱈」は、めちゃくちゃなことなんですね。
「矢鱈」は当て字ですが、タラは大食漢でもあることから、手当たり次第に矢を放つように節度のないことをイメージして覚えてはいかがでしょうか?🧐
「矢」は、やの象形から成り立ちました。
「鱈」は部首の「魚」に、「雪」です。
部首の「魚」は、魚などの水中に生息する生き物に主に使われますね。
「雪」は、空から落ちてくるゆきや清めるという意味を持ちます。
雪のように身が白いことから「鱈」と書くそうで、雪の降る冬の季節に多く獲れることからタラとなったという話もありますよ。🧐












