「茫乎」の意味と読み方とは?ヒントは「ハッキリしない」

茫乎って、なんと読むのかな??

「茫乎」はね、「ぼうこ」と読むんだよ。
茫乎の意味
[ト・タル][文][形動タリ]広々としているさま。ぼんやりとしてつかみどころのないさま。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
茫乎はここに注意
「茫」は1級の漢字のため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読むことが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「茫乎」の意味は、広々としていたり、ボンヤリとしていてつかみどころがないさまなんだね。

う~ん、何となく知らなくても読めるかも・・・。

「亡」や「呼」に、見た目が似ているからだろうね。
「茫乎」の「茫」は他に「もう・茫い・茫い・茫か」とも読みます。意味は、
- 遠い。果てしない。「渺茫」など
- はっきりしない。ぼんやりしている。「茫然」など
となっています。遠いので、ハッキリと見えないのかもしれません。
「乎」は他に「か・や・かな・を」とも読みます。意味は、
- 状態をあらわす語に付けて、語調を強める助字。「確乎」など
- か。や。かな。疑問や反語などの助字。
- に。を。より。場所や時間、目的などを示す助字。
となっています。助字のようですね。
はっきりしなくなるほど、果てしなく広い状態をイメージして「茫乎」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「茫」は部首である「くさかんむり」に、「汒」となっています。
部首の「くさかんむり」は、草花の種類や状態などに関する字に主に使われますね。
「汒」は環境によっては表示されていないかも知れませんが、ぼんやりしていることや水が広々としているさまの意味を持つそうですよ!
「汒」を分けると、「さんずい」に「亡」に見えますね。
草花が水で流されて近くに無くなってしまい、遠くに行ったためぼんやりとしているイメージで「茫」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
「乎」の部首は、「丿」の「はらいぼう」となっています。
本来なら右から左に曲がっていること、左にはらうことを意味していますが、部首としては特定の意味は無いそうですよ。
感嘆をあらわす語を意味して「乎」が成り立ったという話があります。🧐
「呼」の「口」が無いものとして覚えておきましょう!

ハッキリとはしていないんだね。

この言葉、どう使う?
- 彼はいつの間にか、何か茫乎とした表情をしていた。
- 夜の海を、茫乎として眺めていた。
- 窓の外に茫乎として目を向けていて、いったい何を考えているのかさっぱり分からない。
「茫乎」の類語
果てしなく広く、はっきりとしない、という意味の言葉が似ていますね。
- 縹渺・・・果てしなく広い、または、かすかではっきりとしないこと。
- 茫漠・・・広い。広いためはっきりとしない。
- 空漠・・・果てしなく広い。また、漠然としていてはっきりととらえられない。
同じ読み方の熟語👀
- 房戸・・・律令制における戸の呼称のひとつ。

書くのはカンタンそうだけど・・・。

ぼんやりと覚えていると、「茫」の書き方を間違えてしまうかも知れないね。
まとめ
「茫乎」は広々としていたり、ボンヤリとしていてつかみどころがないさまなんですね。
はっきりしなくなるほど、果てしなく広い状態をイメージして覚えてはいかがでしょうか?🧐
「茫」は部首の「くさかんむり」に、「汒」です。
部首の「くさかんむり」は、草花の種類などに関する字に主に使われますね。
「汒」は、ぼんやりしていることや水が広々としているさまの意味を持つそうですよ!
「汒」を分けると、「さんずい」に「亡」に見えます。
草花が水で流されて近くに無くなってしまい、遠くに行ったためぼんやりとしているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「乎」の部首は、「丿」の「はらいぼう」です。
本来なら右から左に曲がっていること、左にはらうことを意味しますが、部首としては特定の意味は無いとのこと。
感嘆をあらわす語を意味して成り立った、という話がありますよ。🧐
「呼」の「口」が無いもので、覚えておきましょう!