「候鳥」の意味と読み方とは?ヒントは「季節」

候鳥って、なんと読むのかな??

「候鳥」はね、「こうちょう」と読むんだよ。
候鳥の意味
渡り鳥など、季節によって生息地を変える鳥。ふつう冬鳥をいう。《季 秋》
出典 デジタル大辞泉(小学館)
候鳥はここに注意
「候」の持つ意味に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「候鳥」の意味は、季節によって生息地を変える鳥のことなんだね。

「候」って、季節って意味もあるんだっけ?

そうなんだ。いくつか意味があるんだよね。
「候鳥」の「候」は他に「そうろう・候う・候つ・候う」とも読みます。意味は、
- 様子をうかがう。さぐる。「斥候」など
- 待つ。「候補」
- 貴人のそばに仕える。「伺候」など
- きざし。しるし。「兆候」など
- 季節。時節。「時候」など
- そうろう。さぶらう。「候文」など
となっています。気候などでも見られますね。
「鳥」は他に「とり」とも読みますよね。意味は、
- とりの総称。「犀鳥」など
となっています。早い段階で習っていますが、空を飛んでいる鳥のことですよね。🐦
待ち望んだ季節がきたら生息地を変える、鳥をイメージして「候鳥」と覚えておきましょう!🐦
「候」は部首である「人」の「にんべん」に「丨」、そして「矢」の上にカタカナの「ユ」のようなもので出来ています。
「にんべん」は、人の状態や性質などに関する字に主に使われますね。
「丨」は、上下に通じる意味があります。
人がうかがうことを意味して「候」が成り立ったという話もありますよ。🧐
「鳥」はそのまま、鳥の象形から来ているようです。🐦

校長の長い話のように、首を長くして特定の季節を待っていたのかも知れないね。

この言葉、どう使う?
- 空に目を向けると、候鳥の群れがいた。
「候鳥」の類語
季節によって生息地を変える鳥、という意味の言葉が似ていますね。
- 冬鳥・・・秋に来て冬を越し、春に去る渡り鳥のこと。
- 夏鳥・・・ある地域に春から夏に渡来して繁殖し、秋に南方へ渡る鳥のこと。
「候鳥」の対義語
「候鳥」は季節によって生息地を変える鳥のことなのに対して、こちらは季節が変わっても移動をしない鳥のことになります。
- 留鳥・・・季節による移動をせず、一年中同じ地域にすむ鳥のこと。
同じ読み方の熟語👀
多いので、ここでは7つのみ並べます。
- 公庁・・・県や市などの役所のこと。
- 更張・・・ゆるんだ琴の糸などを張り直すこと。転じて、ゆるんでいた物事を引き締めて盛んにすること。
- 紅潮・・・顔に血が上がり、赤みを帯びること。また、夕日や朝日に映えて赤く見える海の波のこと。
- 貢調・・・みつぎものを奉ること。
- 高聴・・・他人を敬い、その人が聞くことをいう語。
- 好調・・・調子が良いこと。
- 高潮・・・潮が満ちて、海面が最も高くなった状態。また、物事の勢いが極度に高まること。

なるほど、待ったり探ったりしている鳥ではないんだ・・・。

季節が変わるのを待っている、ともとれそうだけどね。
まとめ
「候鳥」は、季節によって生息地を変える鳥のことなんですね。
待ち望んだ季節がきたら生息地を変える、鳥をイメージして覚えておきましょう!🐦
「候」は部首の「人」の「にんべん」に「丨」、そして「矢」の上にカタカナの「ユ」のようなものがありますね。
「にんべん」は、人の性質などに関する字に主に使われます。
「丨」は、上下に通じる意味を持つとのこと。
人がうかがうことを意味して成り立った、という話もありますよ。🧐
「鳥」はそのまま、鳥の象形から来ているようですね!🐦