「疎林」の意味と読み方とは?ヒントは「まばら」
疎林って、なんと読むのかな??
「疎林」はね、「そりん」と読むんだよ。
疎林の意味
立ち木のまばらな林。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
疎林はここに注意
「疎」の書き方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「疎」の読み書きが少しだけ難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「疎林」の意味は、立ち木のまばらな林のことなんだね。
あまり無いって言うこと?
そうだね、密度が薄い森林のことだよ。
「疎林」の「疎」は他に「しょ・疎い・疎ら・うろ・おろ・疎か・疎か・疎る」とも読みます。意味は、
- 親しくない。うとい。「疎遠」など
- まばら。「空疎」など
- おろそか。おおざっぱ。「疎略」など
- とおす。通じる。「疎通」など
となっています。「疏」の書きかえ字として用いられるものがあります。
「林」は他に「はやし・林い」とも読みます。木などが生えている所ですよね。ただ、他にも意味があります。
- はやし。木などが生えているところ。「森林」など
- ものごとが多く集まっている。「説林」など
- 立ち並ぶようす。「林立」
となっています。多く集まっている、といった意味も持っているのが分かりました!
木などが集まって生えているが、隙間も多くまばらに生えているところをイメージして「疎林」と覚えてはいかがでしょうか?🌲 🌲 🌲
「疎」は部首の「疋」である「ひきへん」と、「束」になっています。
「ひきへん」は、字形から文字を整理するための部首であり、「疋」の形を構成にした字が属しているそうですよ。
「疋」自体は、足や匹の意味、布の長さや織物の単位の意味があるとのこと。
「束」は、ひとつに纏めたり繋ぎ止める意味などがありますよね。
「疎」は旧字が「疏」となっており、こちらは遠ざけるといった意味もあります。
束ねていた物が、遠ざかってしまうイメージで覚えておきましょう!
「林」はそのまま、部首である「木」が並んで立っていると覚えましょう!
木があまり無いから、太陽光が地面まで差し込んでくるみたい。
この言葉、どう使う?
- 疎林を通り、さらに奥の方へと進んで行く。
- 疎林の間からでも、奥の方が見える。
- 山の頂上から下を見ると、疎林が見えるだけであった。
「疎林」の対義語
「疎林」はまばらな林のことなのに対して、こちらは生い茂っている林のことになります。
- 密林・・・木などが隙間のないほど生い茂っている林のこと。ジャングル。
同じ読み方の言葉👀
- ソリン(Solin)・・・クロアチア南部、アドリア海に面する都市スプリトの近郊にある町で、古代ローマ時代の都市遺跡サロナがある。
- ソリン(tholin)・・・惑星や衛星の大気中でメタンなどの単純な有機化合物が紫外線により共重合を起こし、その結果生成される炭化水素類の総称で、すすのような物質で、天体表面を薄く覆う。
なんで、そんなに木が離れているんだろう。
「疎」には親しく無いという意味もあるから、木同士の仲が良くないのかも知れないね。
まとめ
「疎林」は、立ち木のまばらな林のことなんですね。
木などが集まって生えているが、隙間も多くまばらに生えている林をイメージして覚えてはいかがでしょうか?🌲 🌲 🌲
「疎」は部首の「疋」である「ひきへん」と、「束」ですね。
「ひきへん」は、字形から文字を整理するための部首とのこと。
「疋」は、足や匹の意味、布の長さや織物の単位の意味があるそうですね。
「束」は、ひとつに纏めたり繋ぎ止める意味などがあります。
「疎」は旧字が「疏」となっており、こちらは遠ざけるといった意味もあるので、束ねていた物が遠ざかるイメージで覚えておきましょう!
「林」は、部首の「木」が並んで立っているイメージで覚えましょう!