「開鑿」の意味と読み方とは?ヒントは「ほる」

開鑿って、なんと読むのかな??

「開鑿」はね、「かいさく」と読むんだよ。
開鑿の意味
[名](スル)土地を切り開いて道路や運河などを通すこと。「新道を—する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
開鑿はここに注意
「鑿」は1級の漢字のため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
「鑿」の読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「開鑿」の意味は、土地を切り開いて道路などを通すことなんだね。

「鑿」の上の方が、けっこう難しそうだなぁ・・・。

画数も多いからね、頑張って覚えよう!
「開鑿」の「開」は他に「開く・開く・開ける」とも読みます。意味は、
となっています。これから何かが始まる、という時に使えますね。
「鑿」は他に「のみ・鑿つ」とも読みます。意味は、
- 穴をほる。うがつ。「穿鑿」など
- のみ。木材や石材などに穴をあける道具。「斧鑿」など
となっています。「削」に書きかえられるものもあるみたいです。ここから読み方を覚えておきましょう!
埋もれていた土地に穴を掘ったりして、新しく道路などを通すイメージで「開鑿」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「開」は部首である「門」の「もんがまえ」に、「开」となっています。
「もんがまえ」は、門や出入り口などに関する字に主に使われますね。
「开」にも、開くことや始まるなどの意味があるそうです。
そのまま、門を開く意味で「開」が成り立ったと言われていますよ。🧐
「鑿」は部首である「金」に、「丵」と「臼」、「殳」になっています。
部首の「金」は、金属の種類や性質などに関する字に主に使われますよね。
「丵」は群がって生えた草の意味を、「臼」は米などをつく道具のうすの意味を、「殳」は兵器であるほこの意味を持つようです。
左上の「丵」はのみで、それで下に穴をあけているさまをあらわしているという話があります。
金属製ののみも、武器のようなものですよね。
こののみで、臼に穴をあけているイメージで「鑿」を覚えてはいかがでしょうか?🕳️
「丵」は、「業」から「木」を取りのぞいたものをイメージしておきましょう。🧐

「鑿」はぼんやりと覚えるのではなく、パーツに分けてみよう!

この言葉、どう使う?
- 新道を開鑿することになった。
- あの国では、盛んに開鑿作業がおこなわれている。
- まだ公表していないが、実は運河の開鑿を計画しているのだ。
「開鑿」の類語
新しい土地を切り開く、という意味の言葉が似ていますね。
- 開拓・・・山林などを切り開き、道路などをつくること。また、 新しい分野・領域・進路などを切り開くこと。
- 開発・・・土地や鉱産物などの天然資源を活用し、工場や住宅をつくりその地域の産業や交通を盛んにすること。また、新しい技術などを実用化すること。
- 開墾・・・山野を切り開き、農耕できる田畑にすること。
同じ読み方の熟語👀
- 快作・・・観る者が感動するような、優れた作品のこと。
- 改作・・・作り変えること。特に文学作品。
- 改削・・・語句などを除いたりして、文章を直すこと。
- 晦朔・・・晦日とついたちのことであり、1か月間のこと。
- 開作・・・土地を開墾し、作物を植えつけること。
- 怪作・・・常識にとらわれない、怪しげで不思議な作品のこと。
- 開削・・・開鑿と同じ。

確かに、分けて考えると少し楽になったかも。

画数が多くて詰まって見えるなら、少しずつ掘り起こして分けて考えることも必要だよね!
まとめ
「開鑿」は、土地を切り開いて道路などを通すことなんですね。
埋もれていた土地に穴を掘ったりして、新しく道路などを通すイメージで覚えておきましょう!🧐
「開」は部首の「門」の「もんがまえ」に、「开」です。
「もんがまえ」は、出入り口などに関する字に主に使われますね。
「开」にも、開くことや始まるなどの意味があるとのこと。
門を開く意味で成り立った、と言われています。🧐
「鑿」は部首の「金」に、「丵」と「臼」、「殳」です。
部首の「金」は、金属の種類などに関する字に主に使われますよね。
「丵」は群がって生えた草、「臼」は米などをつく道具のうす、「殳」は兵器であるほこの意味を持つとのこと。
左上の「丵」はのみで、それで下に穴をあけているさまという話があります。
金属製ののみも武器のようなものですから、こののみで臼に穴をあけているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🕳️
「丵」は、「業」から「木」を取りのぞいたもので覚えておきましょう。🧐