「汲汲」の意味と読み方とは?ヒントは「集中」

汲汲って、なんと読むのかな??

「汲汲」はね、「きゅうきゅう」と読むんだよ。
汲汲の意味
[ト・タル][文][形動タリ]一つのことに一心に努めて、他を顧みないさま。また、あくせくしてゆとりのないさま。「—として一生を終える」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
汲汲はここに注意
「汲」は準1級の漢字なので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み方が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「汲汲」の意味は、1つのことに集中して他を顧みなかったり、気持ちがせかせかしてゆとりがないさまなんだね。

使われているのは「さんずい」だし、なんとなくゆとりは出来そうだけどなぁ。

「汲」がどんな動作をしているか、見てみると分かりやすいかも!
「汲汲」の「汲」は他に「汲む・汲く」とも読みます。意味は、
- くみあげる。「汲水」
- 忙しい。せわしい。「汲汲」
- ひく。ひっぱる。
となっています。力が必要そうな意味を持っていますね。
水をくみ上げるのは、力がいりますよね。
たくさんひっぱっても、なかなか汲み上げられないかも知れません。
そんな漢字が2つもあるので、汲み上げることだけに集中していて忙しく、ゆとりがないイメージで「汲汲」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「汲」は部首である「さんずい」に、「及」となっています。
「さんずい」は、水の状態や動作などの水に関する字に主に使われますね。
「及」は追いつく、行きわたる、並びにといった意味を持ちます。
実際の成り立ちとは違うようですが、水を汲みあげて行きわたらせるイメージで「汲」を覚えてはいかがでしょうか?🧐

忙しすぎて、集中しすぎてしまっているのかもね。

この言葉、どう使う?
- 汲汲としている間に、時間が過ぎ去ってしまった。
- 彼は大事なコレクションのため、汲汲としている。
- それまで汲汲としていたことは、他の人から見て滑稽に見えただろうか。
「汲汲」の対義語
「汲汲」はあくせくしてゆとりがないことなのに対して、こちらは落ち着いてゆとりがあることになります。
- 綽綽・・・落ち着いてゆとりがあるさま。また、ゆったりしてこせつかないさま。
同じ読み方の熟語👀
- 救急・・・急病人や負傷者に応急の手当てをほどこすこと。
- 急急・・・とても急ぐさま。
- 岌岌・・・山などが高いさま。また、極めて危ないさま。
- 嗅球・・・鼻腔にある嗅細胞が受容した匂い分子の情報を処理し、高次の嗅覚中枢へ伝える脳の領域のこと。
「汲汲」の熟語・ことわざ・慣用句
- 汲汲忙忙・・・このうえなく多忙なこと。
- 孜孜汲汲・・・飽きることなく努力を続けること。

人力なのかな・・・。

それなら、忙しくなるのも当然だね。
まとめ
「汲汲」は1つのことに集中して他を顧みなかったり、気持ちがせかせかしてゆとりがないさまなんですね。
水をくみ上げるのは力がいりますし、たくさんひっぱっても、なかなか汲み上げられないかも知れません。
それが2つもあるので、汲み上げることだけに集中していて忙しく、ゆとりがないイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「汲」は部首の「さんずい」に、「及」です。
「さんずい」は、水の状態などの水に関する字に主に使われますね。
「及」は追いつく、行きわたる、並びにといった意味があります。
実際の成り立ちとは違うみたいですが、水を汲みあげて行きわたらせるイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐