「零落」の意味と読み方とは？ヒントは「下へ」

2025年9月22日

零落れいらくの意味

［名］(スル)

１ 落ちぶれること。「—した華族の末裔 (まつえい) 」

２ 草木の枯れ落ちること。

出典　デジタル大辞泉（小学館）

零落れいらくはここに注意

「零れい」の書き方を間違えないように注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

「零れい」の書き方が少し難しくみえるため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「零落れいらく」の「零れい」は他に「零おちる・零ふる・零こぼれる・零あまり・ぜろ」とも読みます。意味は、

• 落ちる。こぼれる。「零雨れいう」など
• 枯かれ落ちる。落ちぶれる。「飄零ひょうれい」など
• ちいさい。わずか。はした。「零細れいさい」など
• ゼロ。「零下れいか」

となっています。落ちていきます。

「落らく」は他に「落おちる・さと」とも読みますよね。意味は、

• 上から下にものがおちる。「落暉らっき」など
• やぶれる。「堕落だらく」など
• はずれる。「落伍らくご」など
• さだまる。「落着らくちゃく」など
• 人が集まる所。「集落しゅうらく」など
• わだかまりがない。「磊落らいらく」など

となっています。持つ意味は落ちることだけ、ではありませんよね。

元は上位にいたものが、地位を落とし落ちぶれて、零ぜろからのスタートになってしまったイメージで「零落れいらく」と覚えておきましょう！🧐

「零れい」は部首である「雨」に、「令れい」となっています。

部首の「雨」は、気象現象に関する字に主に使われますね。

「令れい」は上からの指示、おさ、法律、立派という意味があります。

神さまの意志により雨が降ることから「零れい」が成り立ったと言われていますよ。🌧️

「令れい」は、人がひざまずいて神意を聞くことを意味するという話があるので、雨を降らせてほしいという願いが通じたのかも知れませんね。🙏

「落らく」は部首である「くさかんむり」に、「洛らく」となっています。

「洛らく」には連つらなるという意味の他に、中国の川の名でも使われているようですよ。

この漢字の中には、水に関係する「さんずい」がありますね。

上にある「草」が、川の流れとともに下に向かってくる。そこから、落ちてくるイメージで「落らく」を覚えておきましょう。🍂

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この言葉、どう使う？

• あの件さえなければ、我らが零落れいらくすることはなかったのだ。
• 我が一族が零落れいらくした原因は、彼にある。
• 地元に戻るころには、すっかり零落れいらくしていた。

「零落れいらく」の類語

落ちぶれる、という意味の言葉が似ていますね。

• 没落ぼつらく・・・栄えていたものが衰えること。
• 凋落ちょうらく・・・落ちぶれること。花や葉がしぼんで落ちること。
• 転落てんらく・・・急に落ちぶれること。

「零落れいらく」の対義語

「零落れいらく」は落ちぶれることなのに対して、こちらは出世することになります。

• 栄達えいたつ・・・出世すること。高い地位を得ること。
• 栄華えいが・・・栄えること。ぜいたくをすること。

まとめ

「零落れいらく」は、落ちぶれることなんですね。

元は上位にいたものが、地位を落とし落ちぶれて、零ぜろからのスタートになってしまったイメージで覚えておきましょう！🧐

「零れい」は部首の「雨」に、「令れい」です。

部首の「雨」は、気象現象に関する字に主に使われますよ。

「令れい」は上からの指示、おさ、法律、立派という意味を持ちますね。

神さまの意志により雨が降ることから成り立った、と言われています。🌧️

「令れい」は、人がひざまずき神意を聞くことを意味するようなので、雨を降らせてほしいという願いが通じたのかも知れません。🙏

「落らく」は部首の「くさかんむり」と、「洛らく」です。

「洛らく」は連つらなるという意味の他に、中国の川の名でも使われています。この漢字の中に、水に関係する「さんずい」がありますよね。

上にある「草」が、川の流れとともに下に落ちてくるイメージで覚えておきましょう。🍂