「稠密」の意味と読み方とは?ヒントは「びっしり」

稠密って、なんと読むのかな??

「稠密」はね、「ちゅうみつ」と読むんだよ。
稠密の意味
[名・形動](スル)一つのところに多く集まっていること。こみあっていること。また、そのさま。「人口の—な都市部」「人家の—する地域」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
稠密はここに注意
「稠」は一級の漢字なので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「稠」の読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「稠密」の意味は、ひとつの所に多く集まっていることなんだね。

密集しているんだ。

そう、混みあっているんだね!
「稠密」の「稠」は他に「ちょう・稠い・稠る・稠い」とも読みます。意味は、
- おおい。しげる。こみあう。びっしり集まる。「稠人」など
となっています。たくさん集まっています。
「密」は他に「びつ・密かに・密かい」とも読みます。意味は、
- 人に知られない。ひそか。「秘密」など
- すきまがない。「密集」など
- こまかい。詳しい。「綿密」など
- 密教。「顕密」など
となっています。すきまが無いので、中に隠された物が見えないのかも知れません。
すきまもないほど、びっしりと集中して集まっているイメージで「稠密」と覚えておきましょう!🧐
「稠」は部首である「禾」の「のぎへん」に、「周」となっています。
「のぎへん」は、穀物の収穫などに関する字に主に使われますね。
「周」はまわり、調和する、すみずみまで行きわたる、固定するなどの意味があるとのこと。
すみずみまで穀物が行きわたり、穀物が混みあっているイメージで「稠」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
「密」は部首である「宀」の「うかんむり」に、「必」と「山」になっています。
「うかんむり」は、家屋や住居などに関する字に主に使われますね。
屋内に閉じこもり、ひっそり静かにすることから「密」が成り立ったという話がありますよ。🤐

「稠」は何がすみずみまで行きわたっているか、イメージしてみよう。

この言葉、どう使う?
- 人口の稠密な都市部である。
- 家が稠密する地域なのに、出歩く人をあまりみかけない。
- 人の出入りが少ない地域には、樹木が稠密に生い茂っている。
「稠密」の類語
一ヶ所に多く集まっている、という意味の言葉が似ていますね。
- 過密・・・込みすぎて、少しのゆとりもないこと。
- 鮨詰め・・・すしを折箱などに詰めるように、多くの人や物が隙間なく入っていること。
- 目白押し・・・多人数が込み合って並ぶこと。また、物事が集中してあること。また、子供の遊びのひとつ。
「稠密」の対義語
「稠密」は一ヶ所に多く集まっていることなのに対して、こちらはあまり集まっていないことになります。
- 希薄・・・液体や気体などの濃度、密度が薄いこと。

「ちょう」とも読めるみたいだけど・・・。

「ちょうみつ」では無いから、注意しよう!
まとめ
「稠密」は、ひとつの所に多く集まっていることなんですね。
すきまもないほど、びっしりと集中して集まっているイメージで覚えておきましょう!🧐
「稠」は部首の「禾」の「のぎへん」に、「周」です。
「のぎへん」は、穀物に関する字に主に使われますね。
「周」はまわり、調和する、すみずみまで行きわたる、固定するなどの意味があります。
すみずみまで穀物が行きわたり、穀物が混みあっているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「密」は部首の「宀」の「うかんむり」に、「必」と「山」です。
「うかんむり」は、家屋などに関する字に主に使われますね。
屋内に閉じこもり、ひっそり静かにすることから成り立ったという話がありますよ。🤐