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「氾濫」の意味と読み方とは?ヒントは「溢れる」

2024年8月8日

ナヤミィ

氾濫って、なんと読むのかな??

フクロウ

「氾濫」はね、「はんらん」と読むんだよ。

氾濫はんらんの意味

1 川の水などが増して勢いよくあふれ出ること。洪水になること。「豪雨で河川が―する」

2 事物があたりいっぱいに出回ること。あまり好ましくない状態にいう。「情報の―」「悪書が―する」

出典 デジタル大辞泉(小学館)

氾濫はんらんはここに注意

氾濫はんらん」と言っても、「外水氾濫がいすいはんらん」と「内水氾濫ないすいはんらん」の2種類がありますよ。

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

漢字は難しめですが、ニュースで聞くこともあるため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「氾濫はんらん」の意味は、川の水などがあふれて洪水になること。またはあまり良くないモノがいっぱい出回っていることなんだね。

ナヤミィ

耳にする機会が多いのは、水害の時かな。

フクロウ

そうだね、どちらも覚えておこう。


氾濫はんらん」の「はん」は他に「ひろがる・あふれる」とも読みます。意味は、

  • あふれる、ひろがる。「氾濫はんらん
  • ひろい。「氾愛はんあい」など
  • ただよう。

となっています。中から水があふれてしまっているんですね。

らん」は他に「みだれる・かべる」とも読みます。意味は、

  • 水があふれる。「氾濫はんらん
  • みだりに。「濫獲らんかく」など
  • うかべる。「濫觴らんしょう

となっています。こちらにもあふれる、という意味がありますね!

ちなみに、「濫獲らんかく」などは「乱獲らんかく」のように「らん」に置きかえることができるものもあります。

どちらもあふれる、広がるという意味なので「氾濫はんらんと覚えましょう!

はん」の右側、元々は長方形だったのに、切られて繋がらなくなってしまったようにも見えますよね?

はん」の左側の「さんずい」は、液体に関する字に使用されます。

なので、「長方形の箱が切られて、その壊れたところから中の水が広がり、あふれてしまった」というイメージも良さそうですね(個人のイメージなので、実際の作られ方は違いますが。😅)

らん」の部首は「さんずい」で、右側の「かん」は「監獄かんごく」などの牢屋ろうやや、「監視かんし」などの見張るといった意味がありますよね。

なので、「はん」は壊れた箱から水があふれ、広がる。

らん」は水を見張りきれずあふれ、広がってしまうというどちらも中からあふれてしまうようなイメージで「氾濫はんらんを覚えても良いのではないでしょうか。🧐

細かい説明ははぶきますが、「内水氾濫ないすいはんらん」は川などの氾濫はんらんのせいで大量の水であふれているわけではなく、街中などで排水能力があるにもかかわらず、大量の雨で水びたしになってしまうこととなっています。

外水氾濫がいすいはんらん」は川の氾濫はんらんのせいで街中まで大量の水が押し寄せて、水びたしになってしまうこと。

原因に違いがあることだけ、覚えておきましょう!

フクロウ

2通りの使い方が確認できたけど、どちらも良い意味では無さそうだね・・・。

氾濫の覚え方イメージ
容器の中から、中身があふれでてしまうイメージです。

この言葉、どう使う?

  • そう遠くない川で、氾濫はんらんがおきている。ここも危ない、すぐに逃げないと・・・!
  • 街のいたるところに、勝手に貼られたステッカーが氾濫はんらんしている。治安が悪くなったのかも知れないな。

氾濫はんらん」の類語

入りきらない、こぼれる、あふれる、というような意味の言葉が似ていますね。

  • あふれる・・・モノや人が中に入りきらないこと。液体が容器などに入りきらずに、こぼれてしまうこと。
  • 洪水こうずい・・・水の量が異常に増えて、もともとある場所からあふれてきてしまう状態。
  • 出水でみず・・・大雨などで、川が氾濫はんらんすること。

同じ読み方の熟語👀

  • 反乱はんらん・・・支配者に対して、武力行動をおこすこと。
  • 叛乱はんらん・・・上に同じ。

氾濫はんらん」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 氾濫原はんらんげん・・・川の氾濫はんらんや移動によってできた平野のこと。堆積たいせき物によって構成されているため、洪水時には浸水してしまう。
ナヤミィ

う~ん、あまりいい意味ではないんだね。

フクロウ

そうだね。でも、大雨の時などに聞くことは必ずあるはず。覚えておこう!

まとめ

氾濫はんらん」は川の水などがあふれて洪水になること。

または、あまり良くないモノがいっぱい出回っていることなんですね。

できれば起きてほしく無いものですが・・・。川などの自然が原因であれば、避けられないことでもあります。

「川の氾濫はんらん」という言葉をニュースでもSNSでも良いので見かけたら、川の水があふれだしてとても危険だ!とすぐに思い出せるよう、忘れないようにしましょう!

はん」の部首である「さんずい」は、液体に関する字に使用されます。

右側は、元々長方形だった物が切られて、つながらない状態になってしまったようにも見えませんか?

そこから、「箱の壊れたところから中の水があふれてしまった」というイメージもできそうです。

らん」の部首は「さんずい」。

そして右側の「かん」は、「監獄かんごく」や「監視かんし」などの見張るといった意味がありますよね。

はん」は、壊れた箱から水があふれて広がるイメージ。

らん」は、水を見張りきれずにあふれてしまうイメージ。

どちらも、中から水があふれてしまったイメージで覚えても良いのではないでしょうか。🧐

二文字

Posted by 管理人