「遽然」の意味と読み方とは？ヒントは「突然」

2023年4月19日2024年2月6日

遽然きょぜんの意味

［副］にわかであるさま。突然。

出典　デジタル大辞泉（小学館）

遽然きょぜんはここに注意

「遽きょ」の書き方に注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

読み書きが少し難しいため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「遽然きょぜん」の「遽きょ」は他に「遽にわか・遽すみやか・遽あわただしい・遽せまる・遽あわてる・遽おそれる」とも読みます。意味は、

• にわかに。急に。「急遽きゅうきょ」など
• あわただしい。
• おそれる。

となっています。急に、という意味がありますね。他に色んな読み方があることも分かりました。🧐

「然ぜん」は他に「ねん・然しかり・然もえる」とも読みます。意味は、

• そのとおり。「当然」など
• 他の語のうしろにつけて、その状態をあらわす時に使う。「燦然さんぜん」など
• 燃える。

となっています。状態をあらわすのにも使えるそうです！

急に何かがおこった状態をイメージして「遽然きょぜん」と覚えましょう！

「遽きょ」は部首である「しんにょう」に、「豦きょ」となっています。

「豦きょ」はイノシシや豚ぶた、そしてケモノが激しく戦うことを意味しているとのこと。

そして、「しんにょう」は行くや進むといった意味があります。

ここから考えると、イノシシや豚ぶたが激しく争いながら急に自分に向かって突進してきた！

こうイメージすると覚えやすそうです。

せまる・おそれる、とも読むことができますから、急にせまってきて怖くなったといったイメージもできますね。🧐

書くのは少し難しいですが、「虎」の下部分を「豕し（豚やイノシシ）」に変えてあげましょう！

「然ぜん」は成り立ちが少し残酷ざんこくなのですが、カンタンに書くといけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。

確かに、下が「ひへん」ですね。上に乗っているのはただの「タ」では無く、犬も「大」では無いことに注意しておきましょう。

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この言葉、どう使う？

• 強めの雨が、遽然きょぜんざーっと降ってきた。
• 遽然きょぜんとして奪い取った。
• 遽然きょぜんと起こされた。いつからか、眠ってしまっていたようだ。

「遽然きょぜん」の類語

突然に、という意味の言葉が似ていますね。

• 唐突とうとつ・・・だしぬけ。突然なこと。
• 急激きゅうげき・・・急で激しいこと。
• 不意ふい・・・思いがけず、突然なこと。

「遽然きょぜん」の対義語

「遽然きょぜん」は突然ということなのに対して、こちらは徐々に・・・ということになります。

• 漸次ぜんじ・・・だんだんと。

同じ読み方の熟語👀

• 居然きょぜん・・・座ったままじっとしていること。

まとめ

「遽然きょぜん」は突然に、ということなんですね。

急に何かが起こった状態をイメージしましょう！

「遽きょ」の「豦きょ」はイノシシや豚ぶた、そしてケモノが激しく戦うことを意味しており、部首の「しんにょう」は進むといった意味があります。

「虎」の下部分を、「豕し」に変えましょう！

そこから、イノシシや豚が激しく争いながら、急に自分に向かって突進してくるイメージだと覚えやすいのではないでしょうか。

せまる・おそれる、とも読むことができるため、急にせまり怖くなったイメージもできますからね。😅

「然ぜん」はいけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。

やはり「遽きょ」が少し難しいですが、急に問題として出てくるわけでは無い分、じっくり覚えることができます。

あせらず覚えましょう。😆