「蕩尽」の意味と読み方とは?ヒントは「財産」

蕩尽って、なんと読むのかな??

「蕩尽」はね、「とうじん」と読むんだよ。
蕩尽の意味
[名](スル)財産などを使い果たすこと。「家財を—する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
蕩尽はここに注意
「蕩」は準1級の漢字のため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「蕩尽」の意味は、財産などを使い果たしてしまうことなんだね。

「蕩」って、なんかゆらゆらしているイメージがあったんだけど・・・。

すっかり無くす、という意味もあるみたいなんだ!
「蕩尽」の「蕩」は他に「蕩く・ほしいまま・蕩う・蕩う・蕩ける」とも読みます。意味は、
となっています。広々としている他に、すっかりと無くしてしまう意味もあるのですね。
「尽」は他に「尽くす・尽れる・尽く」とも読みます。意味は、
- つくす。出し切る。「尽力」など
- つきる。なくなる。「無尽灯」など
- ことごとく。「一網打尽」など
- 月の終わり。「尽日」など
となっています。何も残っていないようですね。
欲しいままに買っていたため、お湯で流されたように財産などが尽きてしまったイメージで「蕩尽」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「蕩」は部首である「くさかんむり」に、「湯」となっています。
部首の「くさかんむり」は、草花の種類や状態などに関する字に主に使われますね。
「湯」は、お湯や揺り動かす、ほしいままにするといった意味も持つそうです。
草がお湯の流れによって、揺れ動いているイメージで「蕩」を覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
お湯で草が洗い流されて、すっかり無くなってしまったのかも知れませんね。
「尽」の部首は「尸」の「かばね」で、人体に関する字や履物、家屋に関する字に主に使われるそうです。
うつわの中身を出し切って空にするさまから、尽きる意味で「尽」が成り立ったという話がありますよ。🧐

全部出し切ってしまったようだね・・・。

この言葉、どう使う?
- 家財を蕩尽してしまい、この先どうすればいいか分からない。
- 彼は、財産を蕩尽してしまったようだ。
- このままだと、許容を超えて蕩尽することになるだろう。
「蕩尽」の類語
使い果たす、という意味の言葉が似ていますね。
- 消尽・・・すっかり使い果たすこと。
「蕩尽」の対義語
「蕩尽」は使い果たすことなのに対して、こちらは蓄えることになります。
- 蓄財・・・財産などを蓄えること。また、その財産など。
同じ読み方の熟語👀
- 刀刃・・・かたなの刃。
- 党人・・・政党に属する人。
- 唐人・・・唐土の人。外国人。ものの道理のわからない人をののしっていう語。
- 島人・・・島に住む人。
- 盗人・・・盗賊。
- 陶人・・・陶器をつくる職人のこと。

なるほど、確かにお湯で流されてなくなってしまっているのかも知れないなぁ。

締まりがないという意味もあるから、財布のヒモも緩そうだよね。
まとめ
「蕩尽」は、財産などを使い果たすことなんですね。
欲しいままに買っていたため、お湯で流されたように財産などが尽きてしまったイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「蕩」は部首の「くさかんむり」に、「湯」です。
部首の「くさかんむり」は、草花の種類などに関する字に主に使われますね。
「湯」はお湯の他に、揺り動かすことやほしいままにするといった意味もあるとのこと。
草がお湯の流れにより、揺れ動いているイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
お湯で草が洗い流されてしまい、すっかり無くなってしまったのかも知れません。
「尽」の部首は「尸」の「かばね」で、人体に関する字や家屋に関する字に主に使われるとのこと。
うつわの中身を出し切って空にするさまから、尽きる意味で成り立ったという話があります。🧐