「劈頭」の意味と読み方とは?ヒントは「初め」

劈頭って、なんと読むのかな??

「劈頭」はね、「へきとう」と読むんだよ。
劈頭の意味
物事のいちばん初め。最初。冒頭。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
劈頭はここに注意
「劈」は1級の漢字なので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「劈」の読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「劈頭」の意味は、物事の一番初めのことなんだね。

「劈」は、始まりみたいな意味があるのかな?

ちょっと違うんだけどね、下で見てみよう!
「劈頭」の「劈」は他に「劈く・劈く」とも読みます。意味は、
- 刃物でさく。ひらく。
- 割れる。「劈開」
となっています。「耳を劈く」に使われていますよ。
「頭」は他に「ず・と・じゅう・あたま・かしら・こうべ・かぶり・ほとり」と読みます。意味は、
- あたま。「頭部」など
- ものの上端。「頭注」など
- 最初。「劈頭」など
- 上に立つ人。「船頭」など
となっています。あたま以外にも、意味はありますよね。
頭から~と使う場合、初めからという意味を持っています。
勢いよく刃物を振り下ろして割ろうとするように、物事の冒頭からいきなり切り込んでいくイメージで「劈頭」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「劈」は部首である「刀」に、「辟」となっています。
部首の「刀」は、刃物や刃物を使った動作などに関する字に主に使われますね。
「辟」は主人、罪、呼び出す、胸打つ、さけるなどの意味があります。
刃物で肉を切り裂く形から「劈」が成り立った、という話がありますよ。🪚
「頭」は「豆」に「頁」となっていますね。
「豆」は脚部分が長く、頭部分が膨らんでいる食器から来ているようです。
「頁」は人の頭を強調したものなので、脚よりも上にある膨らんでいる部分、つまり頭部をイメージして「頭」と覚えてはいかがでしょうか?

頭を割るって考えると、結構怖いけどね・・・!

この言葉、どう使う?
- 面接官から劈頭に志望動機を問われ、少し慌てた。
- 手紙には劈頭、彼女の怒りをにじませる言葉が並んでいた。
- 講演は劈頭から冗談で始まり、会場は和やかな空気に包まれた。
「劈頭」の類語
物事の一番初め、という意味の言葉が似ていますね。
「劈頭」の対義語
「劈頭」は初めのことなのに対して、こちらは最後のことになります。
- 掉尾・・・最後。
「劈頭」の熟語・ことわざ・慣用句
- 開巻劈頭・・・物語や文章の始まりのこと。

「刀」が使われているし、そういう意味だったか・・・。

上にある「辟」も覚えておくと、「劈」の状況がイメージしやすいかもしれないね。
まとめ
「劈頭」は、物事の一番初めのことなんですね。
頭から~と使う場合、初めからという意味があります。
勢いよく刃物を振り下ろして割ろうとするように、物事の冒頭からいきなり切り込んでいくイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「劈」は部首の「刀」に、「辟」です。
部首の「刀」は、刃物に関する字に主に使われますね。
「辟」は主人、罪、呼び出す、胸打つ、さけるなど様々な意味をもつとのこと。
刃物で肉を切り裂く形から成り立った、という話がありますよ。🪚
「頭」の「豆」は脚部分が長く、頭部分が膨らんでいる食器から来ているようですね。
「頁」は人の頭を強調したものなので、脚よりも上にある膨らんでいる部分、頭部をイメージできます。












