「兀然」の意味と読み方とは?ヒントは「高い」

兀然って、なんと読むのかな??

「兀然」はね、「こつぜん」と読むんだよ。
兀然の意味
[ト・タル][文][形動タリ]
1 高く突き出ているさま。
2 じっと動かないさま。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
兀然はここに注意
「兀」は1級のため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「兀」は1級ではありますが、書くことはカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「兀然」の意味は、高く突き出ていたり、じっとして動かないさまなんだね。

全然、高くなさそうだけど・・・。

成り立ちに、秘密があるみたいだよ!
「兀然」の「兀」は他に「ごつ・兀い」とも読みます。意味は、
- 高く突き出たさま。「兀立」など
- 一心に努力するさま。「兀兀」
- 動かないさま。
となっています。高い他に、努力するという意味もあるようですね。
「然」は他に「ねん・然り・然える」とも読みます。意味は、
- そのとおり。「当然」など
- 他の語のうしろにつけて、その状態をあらわす時に使う。「蒼然」など
- 燃える。
となっています。様子をあらわす時にも使えるそうですね!
頭を上に突き出すように高いさまや、その状態で動かないようにコツコツ努力しているイメージで「兀然」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「兀」は部首である「儿」の「にんにょう」に、「一」となっています。
部首の「にんにょう」は、人の歩くさまやひざまずいたさまが元になっているそうですよ。
どうやら、人が頭を突き出している意味をあらわす字のようです。🧐
人の上の「一」が、頭なんですね。
「然」は成り立ちが少し残酷なのですが、カンタンに書くといけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。
確かに、下が「ひへん」ですね。
上に乗っているのはただの「タ」ではなく、犬も「大」では無いことに注意しておきましょう。

コツコツ努力して、高くなったのかも?

この言葉、どう使う?
- 兀然と腕を組み、思案していた。
- 雲がどこかへ行くと、山は兀然としてその頂きをあらわした。
- 兀然としたまま、1時間が過ぎようとしている。
同じ読み方の熟語👀
- 忽然・・・物事の出現や消失が急なこと。

なるほど、コツコツならもちろん分かるぞ・・・!

コツコツ努力した結果かも知れないよね!
まとめ
「兀然」は高く突き出ていたり、じっとして動かないさまなんですね。
頭を上に突き出すように高いさまや、その状態で動かないようにコツコツ努力しているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「兀」は部首の「儿」の「にんにょう」に、「一」です。
部首の「にんにょう」は、人の歩くさまやひざまずいたさまが元になっているとのこと。
人が頭を突き出している意味をあらわす字とも言われていますよ。🧐
人の上の「一」が、頭みたいですね。
「然」はカンタンに書くといけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。
下が「ひへん」、上に乗っているのはただの「タ」ではなく、犬も「大」では無い点に注意が必要ですね。