「芳醇」の意味と読み方とは?ヒントは「味も良い」

芳醇って、なんと読むのかな??

「芳醇」はね、「ほうじゅん」と読むんだよ。
芳醇の意味
[名・形動]香りが高く味のよいこと。また、そのさま。多く、酒にいう。「—な銘酒」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
芳醇はここに注意
「醇」は準1級の漢字なので、念のため注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが、そこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「芳醇」の意味は、香りも味も良いことなんだね。

ああ、聞いていると今にも芳醇な香りが・・・。

その使い方は、どうやら間違っているらしいよ。
「芳醇」の「芳」は他に「芳しい・芳り・芳しい」とも読みます。意味は、
- いい香り。「芳醇」など
- 良い評判。「遺芳」など
- 他人の物事に冠して敬意をあらわす語。「芳書」など
- 花。「衆芳」
となっています。気分がよくなる意味を持っていますね。
「醇」は他に「しゅん・醇ら・醇い」とも読みます。意味は、
- 味の濃いお酒。「醇酒」など
- もっぱら。混じりけがない。「醇乎」など
- 手厚い。人情にあつい。「醇厚」など
となっています。濃度の高い漢字ですね。
「醇」にはお酒に関する意味もあるため、芳しい香りのする味の濃いお酒をイメージして「芳醇」と覚えておきましょう!
「芳」は部首である「くさかんむり」に、「方」となっています。
「くさかんむり」は、草花やそれで作られたものなどに関する字に主に使われていますね。
「方」は農具のすきの象形で、左右に広がることから、花から広がるいい香りで「芳」が成り立ったと言われています。🌸
「醇」は部首である「酉」の「ひよみのとり」に、「享」となっています。
「ひよみのとり」は、お酒や発酵などに関する字に主に使われるとのこと。
「享」はもてなす、供える、受け入れるといった意味を持ちます。
「厚」に通じて味の濃い酒を意味して成り立った、という話もありますよ。🍶
もしくは、もてなすために混じりけのない、味の濃いお酒を用意しているイメージで覚えても良さそうですね。🧐

「醇」の部首に、お酒の意味があるんだね。

この言葉、どう使う?
- 芳醇な銘酒といえば、何を思い浮かべる?
- 昨日飲んだ酒の芳醇さを、なかなか忘れることができない。
- その方が芳醇だ。
「芳醇」の類語
香り高く味がいい、という意味の言葉が似ていますね。
- 濃厚・・・味やにおいが濃いこと。また、とある可能性が高いこと。
「芳醇」の対義語
「芳醇」は香り高く味が良いことなのに対して、こちらはさっぱりとしていることになります。
- 淡麗・・・日本酒の口当たりがさっぱりしていて、クセが無いこと。糖度と酸味が低い。
同じ読み方の熟語👀
- 芳潤・・・香り高く、うるおいのあること。
- 芳純・・・芳醇と同じ。
- 豊潤・・・豊かで、うるおいのあること。

香りも味も良いだなんて、最高だね!

両方楽しむためにも、風邪はひかないようにしよう!
まとめ
「芳醇」は、香りも味も良いことなんですね。
「醇」はお酒に関する意味もあるので、芳しい香りのする味の濃いお酒をイメージして覚えておきましょう!
「芳」は部首の「くさかんむり」に、「方」です。
「くさかんむり」は、草花などに関する字に主に使われていますね。
「方」は農具のすきの象形で左右に広がることから、花から広がるいい香りで成り立ったそうです。🌸
「醇」は部首の「酉」の「ひよみのとり」に、「享」です。
「ひよみのとり」は、お酒や発酵などに関する字に主に使われるそうですね。
「享」はもてなす、供える、受け入れる意味があります。
「厚」に通じて、味の濃い酒を意味して成り立ったらしいですよ。🍶
もてなすため、混じりけのない味の濃いお酒を用意しているイメージで覚えても良いですね。🧐