「盥漱」の意味と読み方とは?ヒントは「清める」
盥漱って、なんと読むのかな??
「盥漱」はね、「かんそう」と読むんだよ。
盥漱の意味
[名](スル)手を洗い、口をすすぐこと。身を清めること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
盥漱はここに注意
どちらも1級の漢字となっています、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「盥漱」の意味は、身を清めるということなんだね。
う~ん、漢字を見ても、あまりそういったふうには見えないなぁ・・・。
確かに、そうかもしれないね。
「盥漱」の「盥」は他に「たらい・盥ぐ・盥ぐ」とも読みます。意味は、
- すすぐ。あらう。「盥漱」など
- たらい。
となっています。お皿(たらい)にある水を、両手ですくっているところから出来た字のようです🧐
「漱」は他に「漱ぐ・漱ぐ・うがい」とも読みます。意味は、
- 口をすすぐ。うがいをする。「含漱」など
となっています。有名な方のお名前にもはいっていますよね!夏目漱石さんです!
たらいの中にある水を両手ですくい、手を洗う「盥」とうがいをして口の中を綺麗にする「漱」を合わせて、身を清めている「盥漱」と覚えてみましょう!
「盥」は「⺽(うす)」の間に「水」が入っており、その下に「皿」となっています。「⺽(うす)」を両手と考えると、下のお皿から水を両手ですくっているイメージが出来上がりますね!😆
「漱」は「さんずい」に「束」と「欠」となっていますね。
「束」は束ねて1つにする、「欠」は何か足りなかったり、あくびをする意味もありますが・・・。🤔
あくびをするように口を開けて、口の中に水を含み1まとめにし、すすいでいるイメージで「漱」と覚えてみてはいかがでしょうか?
手と口、どちらも清めておこうね。
「盥漱」の類語
身を清める、という意味の言葉が似ていますね。
- 禊・・・川などで体を清めること。
- 手水・・・手や顔など、水で洗うこと。他に、トイレの意味も。
同じ読み方の熟語👀
- 汗瘡・・・あせものこと。
- 完走・・・最後まで走ること。最後までやりきること。
- 官奏・・・太政官から天皇にいうこと。
- 官僧・・・公に出家を認められた僧のこと。
- 乾草・・・ほしくさのこと。
- 乾燥・・・かわくこと。
- 寒草・・・冬の枯れた草。
- 換装・・・部品などを他のものに取り換えること。
- 間奏・・・曲の途中に入る、楽器のみの部分。
- 閑窓・・・静かな窓。ひっそりとした住まいのこと。
- 感想・・・感じたこと。
- 歓送・・・出発する人に対して、励まして送り出すこと。
- 監倉・・・牢屋のこと。
- 翰藻・・・詩や文。
- 諫争・・・争いをおこしてでも、上の人を諫めること。
- 還送・・・送り返す。
- 観相・・・その人の人相をみること。
- 観想・・・特定の何かに対して、集中して観察すること。
- 疳瘡・・・梅毒によってただれた陰部。
手洗いうがいをするのは、どこに行っても大事なんだね!
手は握手で使うし、口は会話で使うからね。どちらも、失礼のないように綺麗にしておこう!
まとめ
「盥漱」は身を清める、ということなんですね。
お清めをするにも、色んな言い方があるみたいです。🤔
たらいの中にある水を両手ですくい、手を洗う「盥」。
うがいをして口の中を綺麗にする「漱」を合わせて覚えてみましょう!
「盥」は「⺽(うす)」を両手と考えると、下のお皿から水を両手ですくっているイメージが出来上がります。
「漱」の「欠」はあくびをする意味もあるため、あくびをするように口を開けて、口の中に水を含みひと纏めにし、すすいでいるイメージで覚えてみましょう!
それぞれの漢字、どの部位をどうすることによって洗っているのか?
ということをイメージして、忘れないようにしましょう!🤗